こんにちは。中目黒のパーソナル美容師の岡田です。
お客様ヘアも全然載せていなかったのですが、今日はバッサリとショートに切らせていただいたので、その様子を。
と言いますか、いつも通りビフォーの写真がないのですが、ちょっと自分が気をつけているポイントというか、やっぱりこうだよなーみたいな美容師的なことを書き残しておきます。
ショートは横顔のシルエットが命。つまりは奥行き。
美容師として10年間以上、カッターとしてヘアスタイルを追求して来た人生ですが、
やはり思うのはヘアスタイルのベースはカットがものを言う。言わずもがな、カットがヘアスタイルの土台であるのは疑いようのない事実です。
そして、カットにおける大事なポイントが詰まっているのが「ショートヘア」と言うものです。
なので、「くせ毛とショートを切らせれば美容師の力量がわかる」とも言われます。
なので、僕は「くせ毛」&「ショートヘア」に関しては自信があるのですが(と言うかそれしかしてこなかったかも・・・)
それにプラスして、「奥行き」だよなぁーと思います。
あとは、毛先の処理。
美容師的なことですが、毛先をいかに女性らしくカットするか。
「髪の表情」と言いますか、柔らかさと言うのはこのカットの毛先の処理でほぼ出せると思っています。わざとうぶ毛っぽくするのとか可愛いと思いますし。
ハサミでばつっとブラントの切りっぱなしも可愛いですが、髪が動いた時にいかに「その人の表情や雰囲気にマッチするか」を考えると、
やはりベースの毛先は柔らかいに越したことはないでしょうか。(個人的見解)
髪を切ることは女性を作ること。ヘアスタイルが独立して歩くことはない
まぁこれは僕が思うこと。と言うか、女性の髪の毛を扱う上で気をつけてること。
なので、美容師の方はさらっと飛ばしてしまって良いですし、こう言う考えで僕は髪を切っているよーってことです。
男性美容師は時に、「ヘアスタイル」の形やデザインにこだわりすぎてしまう傾向にありますが、「ヘアスタイル」が独立して歩くことはないんですよね。
わかりにくいですが、首から上の「ヘアスタイル」だけに目がいってしまってない?ってことです。
カットする上で僕の考えているのは、「その女性を輝かせるためのヘアスタイル」なのであって、ヘアスタイルだけを切り取って考えてしまわない方がいい。
街を歩いている姿がかっこいい女性というのは、ヘアスタイルを含めたその「人」がかっこいいのであって、決して「ヘアスタイル」だけがかっこいいわけじゃないということです。
なので、「ヘアスタイルが歩くことはない」というのはそういうことですね。
あくまで僕は!が前提の話ですが、「髪を切るということは女性像を作ること」を意識してます。
似合う・似合わない対決に決着をつけよう
似合う、似合わない、を考えるときには、対象はその「人」自身であるのだから、
「このヘアスタイル似合うなぁー」とか思う人ってのは、ヘアスタイルよりもその人が引き立ってる。
逆にその「人」よりも「ヘアスタイル」に重きがいってしまうと、つまりはその「人」にとって「似合わない」のかな。
とか言うことを、待ちゆく人々を見ながら考えてます。
だから、その人に「似合うヘア」を作るには、決まったヘアスタイルのカットだけ練習するよりもたくさんすることがあって、
まずはその人を知ること。自然な話の中で、似合う似合わないとかは自然に浮かんでくるのかなとか思ってます。
スタイリングしなきゃ可愛くないヘアスタイルなんて意味あんの?
あと、「スタイリングしなきゃ可愛くないヘアスタイル」もこの世からなくなればいい!と思ってます。
最高なのは、お風呂上がりでも可愛いヘアスタイル。そこ目指してるんですよね。
ボサボサでも可愛いっていうか、寝起きでも可愛いっていうか、
美容師として、それを隣で見る男性ってぜったい嬉しいし、最高だよね。(妄想)
風に吹かれても可愛いヘアスタイルなんていうのも、やっぱりカットでの髪の質感作りがベースだと思うし、
たまに風強くてヘアスタイルが崩れて泣きそうになってる女の子を見ると美容師として、
なに「風が強いから外でたくなくなるヘア」作ってんの、下手だなー俺。
とか思います。極論だけどさ。
でも、風に吹かれても美しいヘアスタイルってあるんだよねー。すごいよね。
そういうのを含めてヘアスタイルを作るのってやっぱりカットだなーって思います。もっとこだわらなくちゃ。
なので、僕も勉強しなきゃなーというのは今でも思いますし、つくづくこの仕事に終わりはないんだなと。
話は飛んだけど、それくらいカットって奥が深いので、これからも僕も勉強しまーす!
それでは。
岡田 彰大


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