こんにちは。中目黒のパーソナル美容師の岡田です。
オカダは一人一人の髪の悩みにパーソナルに向き合う「パーソナル美容師」として活動していますが、髪の相談に来られる方の悩みで多いのが「くせ毛」に関してです。
一言で「くせ毛」と言っても、人それぞれ同じ性格の人がいないように、髪の毛も「くせ毛」の強さやうねり具合なども一人として同じ人はいません。
そんな一人一人に違う「髪」と「ライフスタイル」に向き合い、一緒により良い「ヘアスタイル」を作っていく。
それが美容師の仕事ですが、美容師も人なのでくせ毛についての考え方も一人一人それぞれで違うのも事実だったりします。
なので今回はパーソナル美容師として「くせ毛」の悩みについて、そして「くせ毛対策」について僕なりに考えていきたいと思います。
そもそもくせ毛対策ってどんな方法があるの?
以前、このブログでも少し話したこともありますが、くせ毛についてのアプローチの仕方も美容師それぞれ違います。
ストレートにするのを好む人もいれば、くせを生かしたカットを好む人もいます。そんなことは言っても、結局は自分次第です。
「美容師がどうしたいかより自分がどうしたいのか」
が一番大事なのはもちろんですが、どんなくせ毛対策の方法があって、どれくらい有効なのかを知っておくと幅が広がると思います。
僕は美容師なので、サロンでどんなくせ毛対策の方法があるのか考えてみました。
それに合わせて、【どんな人に向いているのか】と、【どんな髪質の人に向いているのか】を書いてみましたので、自分の髪にどんな方法が合うのかを見つける手がかりの参考にしてみてください。
カットで【くせ毛対策】する
まずはサロンの王道(?)の美容師のカットでくせ毛対策をしていくことに関してです。
どんな美容師が担当しているかどうかで変わりますが、大きく2つのアプローチになるのかなと。
カットでクセを生かす方法(ショート〜ボブカットにする)
【向いている人】 美容師さんとの信頼関係ができている人、毎回カットで気分を変えたい人、カラーができない人、etc…
【向いている髪質】 カットで収められるくせ毛、カットで生かせるパーマっぽいくせ毛etc…
カットが得意な美容師さんとこの方法は相性がいいです。ショートが得意な美容師さんはこの方法でもあなたに合うヘアスタイルをきっとに見つけてくれるでしょう。
その分、「オーダーメイド」感が強いので仕上がりに関しては人によって千差万別です。
「美容師との相性」も、合う合わないがはっきり分かれ易いので、「失敗しにくい度」は低めです。
美容師さんとうまくハマれば今までにないヘアスタイルが見つかるでしょう。
くせを生かしてパーマをかけたヘアスタイルのようにする場合や、クセの出ない長さまで短くする場合など、人それぞれのクセの度合いによって変わります。
カットの仕方で髪の毛の流れを断ったり、くせが出てしまう部分をカットしてしまう方法もありますね。
ショートカットが上手な美容師さんはこういったくせ毛の扱いに慣れている人も多いと思います。
カットで髪の毛に重みを出してくせ毛を抑えていく(髪を伸ばす)
【向いている人】 カットで失敗したくない人。美容室あまり行かない人。決まった美容師さんがいない人(サロンジプシー)etc…
【向いている髪質】 湿気でブワッと広がるくせ毛、髪が長いと気にならない程度のくせ毛etc…
髪の毛に軽さはあまり入れずに髪の毛自体の厚みを出してクセを抑えていく、というアプローチで行けばこちら。髪の密度を高めることによって癖の広がりを抑える効果があります。
同じカットのくせ毛対策でも「オーダーメイド」感も少なめで、相性や好みをあまり選ばないのはこっちの方です。
長さが出ると必然的に髪の毛1本1本は重くなるので、長さと厚みでくせ毛を抑えていくやり方ですね。
ボブ〜ミディアム以上の長さがある場合は重みを出してこうして伸ばしていくのが王道かもしれません。
パーマで【くせ毛対策】する
【向いている人】 長さを切りたくないしストレートにもしたくないけど雰囲気は変えたい人etc…
【向いているくせ毛】湿気でペタッとなってしまうくせ毛、部分的なくせ毛、etc…
くせ毛が気になるなら、敢えてくせ毛風のパーマにしてしまおう。ボリュームがなくなってしまうからウェーブをもっと出していこう。というのがこちら。
例えば前髪顔まわりの癖が気になるならパーマで癖に合わせていくのもありですね。
あとは、部分的なくせ毛がある方なら、その癖の強さにあわせて全体をパーマをかけていく方法もあります。
最近は「シークレットパーマ」と言って、敢えて「パーマをかけているかかけていないかわからない」くらいの強さのパーマも流行っていますね。
ロングヘアでも緩めなこなれ感を出せるので、全体的にパーマを緩めにかけていくのも有効なくせ毛対策の一つです。
パーマには【デジタルパーマ】もありますが、「熱でくせを抑えていく」考え方に近いので次に紹介する縮毛矯正に考え方は近くなります。
ストレートパーマ(縮毛矯正)で【くせ毛対策】する
【向いている人】 とにかくくせ毛が嫌な人。サラサラストレートになりたい人。髪質にコンプレックスが強い人etc…
【向いている髪質】あらゆるくせ毛、強すぎるくせ毛、etc…
どんな癖毛もなかったことにしてしまう(一時的に)のがこの縮毛強制です。(伸びてくる髪の毛までは治りません。)
ストレートパーマにヘアアイロンで熱処理をすることで、文字どおり髪の毛のくせを矯正します。(デジタルパーマは縮毛強制よりも低温ながら髪の毛に熱処理してかけるので、「縮毛矯正のパーマ版」と考えるとわかりやすいと思います。)
この際にヘアビューロンで縮毛矯正する「ヘアビューロン矯正」が話題になりましたね。
縮毛矯正もよりダメージレスに進化しています。
カラーで【くせ毛対策】する
【向いている人】 パーマも長さも切りたくないけど雰囲気変えたい人。伸ばしてるけど雰囲気変えたい人etc…
【向いている髪質】外国人風のくせ毛、パサついて見えやすいくせ毛etc…
髪も切りたくないし、パーマもかけたくないし、でもなんとかして雰囲気変えたい!
って人はこちら。くせの強さに合わせていろんな方法がありますね。
例えばくせ毛が外国人風なくせ毛であれば、髪の毛のカラーリングを赤みをなくして外国人風に近づけていくカラーリング方法もいいですね。
ハイライトとか入れてみてもバッチリ合うと思います。
髪の毛を明るくできない人や、パサついて見えてしまう人は、思い切って色味を濃く入れていくことで、くせ毛独特の気になるパサつきを抑えることもできます。
「くせの根本をどうにかしてなくしていく」というよりかは、「くせを気にならないようにカラーリングで見せていく」というアプローチになりますね。
トリートメントで【くせ毛対策】する
【向いている人】 とにかく髪に薬剤はつけたくない人、パーマもカラーも出来ないけど伸ばしている人、ツヤが欲しい人etc…
【向いている髪質】ダメージでくせが強くなってしまった髪、トリートメントすると収まるくせ毛、バージン毛etc…
とにかくヘアケアで対策していきたい人はこちら。パーマやカラーも出来ない規則の厳しい学校の学生さんなんかはカットかこちらの方法に分かれます。
「縮毛矯正はパーマに含まれない」という学校の七不思議もありますので、要確認です。
あとはカラーやパーマを繰り返した結果のハイダメージで出てしまったくせの人は、栄養をしっかり入れると収まることもあります。
このトリートメントの方法だと失敗もほとんどなく、使うトリートメントの種類による違いがほとんどなので、トリートメントに払う値段い比例して効果が上がりやすいです。
ですが、サロンでしか出来ないトリートメントとホームケアのシャンプーなどのバランスがあって、
「毎日家でのホームケアでいいものを使えば良いんじゃない?」
という意見もありますので、自分の髪の状態やライフスタイルとの兼ね合いになります。
その辺はこれから説明していく、家でできる【くせ毛対策】も踏まえて、ホームケアを変えるか、サロンでやったほうがいいかどうか検討してみてください。
家で出来る【くせ毛対策】の方法4選
今までサロンでできる方法を上げていきましたが、そんな【くせ毛対策】も家で(自分で)できることがあります。
【くせ毛】に対するアプローチはいろんな考え方がありますが、実は家でできることの方が重要だったりする場合もありますが、
「自分がどれくらい髪の毛に時間とお金をかけられるか」
というライフスタイルバランスが人それぞれ違うので、どんな方法が考えられるかいくつか紹介していきます。
自分がどれだけ出来そうか、これくらいなら出来そうか、考えながらみてみてくださいね。
シャンプーやトリートメントで【くせ毛対策】する
【向いている人】 ある程度髪にお金がかけられるけど時間はあまりかけたくない人。
正直、これが一番大事です。いうまでもなく、シャンプーを変えたらある程度は変わります
この手の話は皆さんも散々聞いていると思うので、ここでいうまでもないかと思うのですが、シャンプーを変えたら収まるくせも多いです。
ヘアケアは2ヶ月に一度しかサロンでトリートメントしないなら、毎日いいシャンプー使った方が髪は綺麗になります。
毎日のホームケアでいかに髪にとっての「マイナス」を軽減するかが大事ですね。
この辺が参考になるかと思います。ホームケアは大事です。
ストレートアイロンで【くせ毛対策】する
【向いている人】 毎朝ある程度スタイリングに時間がかけられる人、ストレートがすきな人。
毎朝のスタイリングの時間が取れるようであれば、くせ毛の気になる期間だけストレートアイロンを使ってくせを伸ばすこともできます。
パーマや縮毛矯正をかけない分だけ、髪の毛に薬によるダメージがかかりませんし、縮毛矯正が伸びてきた時の「根元のくせとの境い目」も気になることもないので、
カラーリングを楽しみたい人や、ハイライトなどのハイトーンカラーリングをしている方はこちらの方がいいと思います。(縮毛矯正毛にブリーチはダメージ的におすすめできないので・・・)
その際に使うヘアアイロンは毎朝使うものなので出来ればいいアイテムを。
髪が傷まないヘアアイロンの「ヘアビューロン」がおすすめです。
ヘアアレンジで【くせ毛対策】する
【向いている人】 毎日気分を変えたい人、スタイリングを楽しみたい人。
ヘアアレンジも意外と侮れなくて、くせ毛との相性がいいです。
くせの強さにもよりますが、緩めのくせ毛でしたら、ヘアアレンジするとアイロンで巻いたような感じになります。
それに、何しろ自分の元々持っているくせなので、アイロンで巻いてベースを作ったり、コテで巻きすぎて失敗することもなく、仕上がりも自然な感じになりやすいです。
ゆるっとしたほぐし方さえ覚えてしまえば、こなれ感のあるヘアアレンジも可能なので、朝ちょっと早起きしてのヘアアレンジもおすすめ。
僕もブログで【自分でできるヘアアレンジ講座】をやっているので、是非参考にしてやってみてください。
おすすめ簡単ヘアアレンジ(動画で解説しています)↓
この辺とか簡単にできるので参考にしてみてください。あとはヘアアレンジは一覧で見れるのでこちらも随時更新しています。
敢えて何もしない
【向いている人】 ありのままが一番いい人、ナチュラル志向な人。
色々と書きましたが、あえて何もしないのもありだと思います。「ありのまま」の姿でもそれで全然いいと思います。
あらゆる髪の悩みを超越した人も、こちらです。
雪の女王で、何も怖くないし、少しも寒くない人もこちらです。
自分の髪にあったやり方を一緒に見つけましょう
以上、くせ毛対策に関して書いていきましたが、参考になりましたでしょうか?
美容師としてくせ毛に対してのアプローチがどんな方法があるのかを書いていきましたが、やはりくせは一人一人違うので、あなたの髪の毛にあった対策も変わってきます。
「自分の髪の毛の場合はどうしたらいいの?」
というのは、サロンでのくせ毛対策に関しては正直なところ、担当する美容師さんによりけりになってしまうと思いますが、
自宅で自分でくせ毛のケアができることもこんなにあります。そこから始めてみるのもいいのではないでしょうか?
ぜひ一度、相談してください。
こういう情報は知っているのと知らないのでは結構変わってきますし、自分の大事な髪の毛なのでしっかりと向き合っていきたいですね。
くせが気になる方のヘアスタイルなどのパーソナルな悩みに関しては、是非ご相談されるのがよろしいかと思います。
もちろん、僕もいつでも相談乗りますので是非ご相談ください。
くせの具合などに対するアドバイスは、実際に髪を見て触れて髪の状態を判断するのが一番間違いないので、カウンセリングだけでもいらしてください。
カウンセリングの予約もLINE@より受け付けていますのでお気軽に相談ください。
それでは。よい美髪ライフを〜
岡田 彰大


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