こんにちは。スタイリストの岡田です。
サロンでも絶賛人気のヘアビューロン。ブログも人気記事を独占している状態ですが、この美容師岡田の個人的なレビューと見解で送る「美容師使ってみたシリーズ」も、元はと言えばこのシリーズはここから始まりました。
現役美容師が奇跡のドライヤー「ヘアビューザー」を2週間使ってみた
なんとも半年以上前の記事が今でも読まれているということは、嬉しい反面、「半年以上かかってやっと世間が認めてくれた」というところでしょうか。
この「半年」というのが長いか短いかは別として、最近ヘアビューザーの新たな「効果」が話題を呼んでいるというのでちょっとそこら辺を美容師の見解を書いておこうかと思います。
奇跡のドライヤー「ヘアビューザー」で薄毛が治る!?
そうなんです、もともとこの商品は女性向けで「髪が痛まない奇跡のドライヤー」として美容師岡田は注目していたのですが、実際男の岡田も使っていて「すごくいい」と感じているんですよね。
岡田はメンズなので、「髪の毛が痛まなくて綺麗になる」という効果ももちろん美容師といてうれしいのですが、実際自分も使ってみて半年以上経ちますが、以前よりも「乾燥しない」んですよね。
「美顔器としても使える」というのも前回紹介した記事もありますが、半年使ってみて思わぬ副産物として、ヘアビューザーを使って乾かすと「頭皮がふんわりする」んですよね。久々に会った友人から「毛が増えたねw」と言われることもあるので多分気のせいじゃない気がします。
ちなみに岡田は、サロンに新しく導入される「薄毛をカバーする」とか、「頭皮にいい」とかっていう類の商品は、大体はモニターとしてやらされるかわいそうな頭皮の持ち主です。そうです、僕の頭皮がバロメーターです。
そう、もともとが乾燥しやすくて敏感肌ということもありますが、頭皮が弱いんですよ。カラーリングとか、すぐ染みてしまうんです。それでいて髪の毛が一本一本が細くて柔らかい俗に言う「猫っ毛」と言われる髪質です。
美容師なのに、自他共に認める「ハゲ予備軍」です。もう既にハゲているかもしれませんが、一応美容師なので予備軍としておいてください。
そんな可哀想な岡田の頭皮なのですが、なんかね、このドライヤーを使い始めてから髪はもちろんツヤが出たんですけど、根元の髪がしっかりしてきた気がするんですよ。
ドライヤーで乾燥するのは髪だけじゃなかった。頭皮も顔も乾燥していた!?
もともと乾燥肌で頭皮が弱い僕としてはヘアビューザーに変えてから変わったのがここの部分だったんです。
「髪を乾かさないと頭皮に雑菌が繁殖してしまう」ということは皆さんいろんな人に言われて知っていることだと思うんですね。もちろん髪にも良くないことなんですけどね。
だから、「寝る前に髪を乾かさないとダメ!絶対!」という呪文を、お客様に向けて美容師として毎日唱えているわけなんですね。
なので、美容師としてはどんなに髪の長さが短くても長くても、「髪を乾かして寝る」というのは絶対に守ってほしいポイントではあります。女性のお顔で例えたら、「寝る前にメイクは絶対に落とさなきゃダメ!絶対!」みたいな感覚ですよね。
しかし、ドライヤーで乾かすと「頭皮がピリピリする」という悩みも同時に持ち合わせているのが乾燥肌の僕です。そんな悩みを持っている人も他にいると思うんですけど、実際僕がそうなので身をもって体感していた悩みでもあります。
「ドライヤーで乾かさないと雑菌が繁殖する→けれど、乾かすと頭皮が乾燥する」
という、なんとも逃げ場のない悩みに悩まされていましたけれど、ヘアビューザーを使ってみたら
「あれ!?いつもより頭皮がピリピリしなくなってる!?」
というのが自分で使ってみた最初の感想でした。もう、光の速さでディーラーのFさんに注文しましたよね。こう言ったレスポンスはギガ早いですよ。美容にとっては乾燥が美容の元凶ですからね。
「顔がリフトアップする」というのは、顔を中心に当てて半年間使ったわけではないので、なんとも比較はできませんが、
お酒を呑んだ次の日の朝とか、むくんでいる顔に当ててスッキリさせるくらいで使ってましたけど、それでも使わない顔よりもつかうと顔がスッキリして見えたので、美顔効果も多少なりともある気がします。
健康な髪と頭皮のポイントは「水分の割合」にあった!←ここ大事!
女性にはハゲを気にする男の気持ちはイマイチわからないかもしれないのですが、「ハゲ」とか「薄毛」とかで悩む男性がまず一番最初に気にしてしまうのが「頭皮の脂」なんですよね。多分大体の方がそうじゃないですか?
「ベタベタする」とか「テカリがある」とか、そういったことがハゲの原因だっていうイメージが思い浮かんで、必死に頭皮の脂を取ろう、必死に脂を除去しようと思って、洗浄力の強いシャンプーを使ってしまう。
「頭皮の脂」が過剰に出てしまう原因って、実はまずはじめはそこにあったりするんですよ。
もともと、「健康な頭皮」というものは、「脂分と水分のいいバランスが保てている」状態のことをいいます。見た目としては青白い状態です。これは、水分がたっぷりあって毛穴が透けて見える透明感のある肌の状態なので、青白く見えます。顔も皮膚もそうですね。
確かに、脂が多くなった頭皮に洗浄力の強いシャンプーを使うことによって、頭皮は「一時的に」スッキリします。もう「これで余計な脂は出ないだろう」とひとまず安心すると思うのですが、実はこれが男性陥りがちな落とし穴。
実は脂を落としきったシャンプーの後の頭皮の状態はズバリ「乾燥」に傾いてしまいます。そうなると、どうなるか。
「頭皮が乾燥してる!もっと脂を出して頭皮を守らなきゃ!」って、脳が体にSOSの指令を出すんです。そして、また体から脂を出そうとして余計に脂が多くなってしまうという風になってしまいます。
頭皮の脂は頭皮のバリア機能でもある。頭皮を保護出来なくなってしまう可能性も。
もともと頭皮の「脂」とは、体から出る皮脂です。顔とかの皮膚もそうなんですが、皮脂が出る理由というか、皮脂の役割ってなんだと思いますか?
勘の鋭い方はお分かりかと思いますが、皮脂は「紫外線などの外的ダメージから身を守るために出ている皮膚のバリア機能」でもあるんですね。もちろん体の中の水分を外に逃がさないようにする役割もあります。
では皮脂が過剰に出てしまうのって、男性と女性の場合で少し違ってくるのですが、男性の場合は体が年を重ねるとともに、水分よりも脂分の供給のバランスの方が強くなるんです。(ちなみに女性は水分を体の中にキープするセラミドが不足するため乾燥に傾くと言われています)
※(脂が多くなると「加齢臭」というのも気になってくる方もいるかもしれませんが、これは頭皮の脂とは直接的な関係というよりかは、「酵素」の働きによるものが大きいので今回は省略します。)
頭皮の脂を取ろうとして洗浄力の強いシャンプー使ってゴシゴシ頭を洗う行為が、かえって自分で「乾燥させるからもっと脂を出せ!と命令させている」というこの悪循環から抜け出さないことには、明るい未来は見えてきません。まずはそこに注意してみてください。
抜け毛や薄毛を防ぐならまずは頭皮の水分量を保つ事。
髪の毛も頭皮も、大事なのは「水分」です。今回、「薄毛」に関してヘアビューザーが有効だという話題になっているのはこのためだと思われます。
ヘアビューザーは、従来髪を乾かすときに失われてしまう「水分量」を保ちながら乾かす事ができるので、そこが僕も一般のドライヤーよりもヘアビューザーの方が例年より頭皮が乾燥していないと感じられている要因だと思います。
ヘアビューザーそのものというよりも、このヘアビューザーの「バイオプラグラミング」が大事なポイントだと思うのですが、
バイオプログラミングが複数の遠赤外線を発生させ、毛髪の水分子の活動を活性化させる事で水分密度が上がり、潤いを取り戻せる。
ということでしょう。少し難しい話ですね。
健康な髪の毛の水分割合は11〜13%と言われていますが、一般的には髪を乾かすときのドライヤーの熱風で7〜8%に下がってしまうと言われています。
少なくなった水分量は、空気中の水分を髪の毛が吸収して元の状態にゆっくり近づいてくのですが、それを繰り返していく事で乾燥しやすい髪質になってしまい、同時に痛みも激しくなってしまう事が俗に言われている「ドライヤーで髪が傷む」の真相ではありますが、
それが同時に「髪の毛を生やす畑」でもある「頭皮」にも起きているという事がとても大事なポイントです。ドライヤーの熱風は、頭皮にも必ず当たっている事を忘れてはいけません。
ドライヤーで髪を乾かす事が頭皮に対して「マイナス」とも捉える事ができる内容ですが、それをヘアビューザーなら防いでくれる。
逆に防ぐだけでなく、バイオプログラミングで発生された遠赤外線が、頭皮の内側まで届き(遠赤外線の光線の波長が長いため可能になるそう)、髪の栄養を運ぶ働きを助ける「プラス」が生まれる。
そりゃ話題にもなりますよ。毎日髪を乾かすだけで頭皮をマッサージされているような効果が得られるって事ですからね。
頭皮に大事なのは「血行促進」と言いますが、頭皮の血のめぐりが悪くなると頭皮に栄養を運ぶ効率が悪くなってしまうので、髪の栄養を運ぶ働きをヘアビューザーが助けてくれるというのは嬉しいですね。
ヘアビューザーだけで「薄毛が治る」とは言えない。
現在日本の医学には「毛が生える」発毛効果がある薬として国に認められているのは、AGAと呼ばれる「男性ホルモン」を対策する薬として用いられる「フィナステリド」と、
「血管拡張剤」として手術などでも使われる「ミノキシジル」の2つしかありません。
なので、今回のタイトルでもある「ヘアビューザーで薄毛が治るのか!?」という事に関して、ヘアビューザーだけで「毛が生える」のか「発毛効果があるのか」とかという意味で言えば、答えはNOで、いくら何でも言い過ぎといいますか、たかがドライヤーそんなに万能じゃないよとも言えるでしょう。
ですが、ドライヤーの熱による頭皮の乾燥や「頭皮環境の悪化」を防いでくれて、バイオプログラミングによる「遠赤外線効果」によって髪の栄養を運ぶ働くを助ける効果があるというので、「ヘアビューザーを使ったら頭皮環境が良くなる」とも言えるでしょう。
※個人差があるのでここではあくまで自分が半年使ってみて感じた体験をもとにお話ししています。
なので、まとめると、
ヘアビューザーが直接薄毛は治せないけど髪にも頭皮にもいい効果があるよ!
という結果になりました。なんとまぁ長くなりましたが、年をとったら「薄毛」の悩みはとても深い悩みだと思うので、まずは最後までお付き合いいただきありがとうございました。
結論として、世のなかにはたくさんの「育毛剤」がありますし、自分に合った者を選んでいけばいいんじゃないかなと思います。
ですが、簡単にインターネットで情報が手に入りやすくなった世の中、逆に言えば情報がありすぎて何を信じていいのかわからなくなってしまいませんか?情報に踊らされて、効果のない偽物をつかまされている人が実は何人もいます。
そんな人たちを助ける記事を書く事に今回集中して書いてみました。丸一日かかりました。
多分、いつもこのブログを読んでくれている方にとったら、急に真面目な記事を気合い入れて「いきなりどうしたんだ」とか言われちゃいそうですけど、ヘアビューザーを使ってみた私の体験が何か力になればと思います。
ヘアビューザーは契約商品です
ちなみに、この「ヘアビューザー」は契約商品です。値段を下げてネットなどで販売する事は契約で禁じられています。定価は22500円(税抜き)です。
インターネットショップサイトなどで流れている商品には、「シリアルコード」が剥がされていたりします。(実際にあった話です)なので、購入の際には初期不良などでも保証がきかないことなど、十分その辺も自己責任でご注意ください。
正規契約店として取り扱いしてますので、ご希望の方はcontactページよりメールいただくか、LINE@でのメッセージをご利用ください。
ヘアビューザー2
24300円(税込)(税抜き22500円)
ヘアビューザー2Dplus(プロ用)
35640円(税込)(税抜き33000円)
ですって!
サロン販売に関しては銀行振込のみで対応しています。
ヘアビューザーのプロ用と家庭用の違いはこちらの記事を参考にしてください。
まぁ、気になればいつでもご連絡ください!
okada styleでは美容師岡田の独自の見解で皆さんの役にたつ(であろう)情報をほぼ毎日更新しています。「リツイート」または「いいね」してもらえるとやる気と記事の質が上がります。よろしくどうぞ。
それでは。 岡田 彰大


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