こんにちは。スタイリストの岡田です。
先日、話題のストレートアイロン「ヘアビューロンストレート」で縮毛矯正をさせていただきました。
「髪の毛が傷まないストレートアイロンで縮毛矯正する」ということで、従来でしたら縮毛矯正で避けては通れないお客様の「髪への負担」がこのヘアビューロンを使用することで、少しでも軽減すればこの上ない!
ということで、先日いらっしゃっていただいたお客様にこの「ヘアビューザーストレート」を使って縮毛矯正をさせていただいたので、その感想を美容師としてお伝えしていきます。
※まずはじめに謝っておかなければいけませんが、before → after の写真はございません。はじめは記事にする予定ではなかったので。
そもそもくせ毛とはどういった髪の毛か
「くせ毛」といっても人それぞれで、癖の強さも違えば、ただ髪の毛に負担がかかってしまって癖になってしまっている場合もあります。
美容師を10年以上やってきての経験から、まずはテクニックというよりも「くせ毛に対するアプローチ」というそのものを考えていきます。長くなってしまいますが。これを知らないと始まらないので暫しお付き合いを。
はじめに、「縮毛矯正をするか否か」というものは、美容師の審美眼といいますか、「この癖はどこから来ているのか」といったところの「見極めが全て」だと思っています。
縮毛矯正に使う「薬剤選定」、今回のヘアビューロンのような「ストレートアイロン」のように、何を使うかを選定し施術に入る前に、まずお客様の髪の毛にとって「縮毛矯正が必要か否か」という前提の部分です。
ただでさえ時間もかかるし、お金もかかる縮毛矯正、一度やってしまうと簡単には元には戻りませんから、しっかりここで見極めていきましょう。
下の図でいえば、毛穴が頭皮に対してまっすぐであれば直毛。
毛穴の形が潰れていたりゆがんでいるとくせ毛になりやすい。
ということですね。
縮毛矯正が必要ないくせ毛とはなにか
例えば、たまたまついてしまった寝癖を縮毛矯正で直そうと思う方はいないかと思いますが、
濡らして乾かせば直る髪のくせ
というものは、基本的に縮毛矯正は必要ありません。(当たり前すぎますかね)
乾燥してボワっと広がってしまっている髪のくせ
というものはどうでしょう?
これは場合によりますが、多くの場合、広がってしまっている髪の毛の「乾燥」ということに対してのアプローチをしていったほうが良いです。縮毛矯正をせずに、保湿をすることで広がりを抑えていった方がいいということですね。
縮毛矯正をせずに広がりを抑える方法はまず一つはアイテムを変えること。
例えば、単純に使っているアイテム(シャンプー等)を変えることでしっとりと収まる場合もあります。このシリーズのヘアビューザーのように、髪が痛まないドライヤーを使うことで確実に乾燥は収まるでしょう。(ヘアビューザーのレビュー記事はこちら)
そして、カットのやり方を変えてもらった方が(美容師さんに相談してみてください)近道な場合もあります。軽さを入れるにもいろんな方法があるので、相談してみてください。
(→もっと知りたい方は以前書いたこちらの記事を参考にしてみてください。)カットで髪を「軽くする」のか「軽く見せる」のか
そして、
パーマがかかっている髪の毛(パーマ落とし)
も、縮毛矯正をする必要はありません。さらっとした仕上がりのためにストレートアイロンを通すのはアリですが、「縮毛矯正じゃなきゃ伸びないくせ」という意味ではないため縮毛矯正は必要なない。
もともとパーマの薬で髪の毛が負担がかかってしまっているので、さらに負担をかけてしまうことに繋がります。
縮毛矯正で直る髪のくせとは
根元からのくせ毛にもいろいろなくせの種類があるのですが、
縮毛矯正ではこの中でも一番強めな縮毛のくせを治すことに、一度髪の毛の結合を切ってストレートアイロンを使い、熱でタンパク変性を起こしてそれを定着(再結合)させていくのですが、
このヘアビューロンを使うことで、「髪の毛が傷まない縮毛矯正」が可能になるとかならないとか。というのが今回の岡田の注目ポイント。
縮毛矯正の薬を使うので「髪が傷まない」というとおそらくアウトですが、少なからず普通のストレートアイロンによる熱の負担は少なくなりそうです。
ヘアビューロンで縮毛矯正した感想
長くなりましたが、縮毛矯正をするときに今までのストレートアイロンからヘアビューロンストレートに変えただけなのですが、
非常に良い!!!岡田満足度☆☆☆です。(星3つ)
仕上がりがなんとも柔らかい。そして縮毛矯正特有の「シャキーン」「ぺったり」感があまりありませんでした。くせはしっかりと伸びています。
そして、ツヤ感が半端ないです。なんとなくですが、こう、薄いベールがかかったような、そんなツヤが出ました。縮毛矯正では今までなかった感じです。傷まないというか、良くなった??あれ?なんかこれちょっといいかもー!!みたいになることでしょう。
before afterの写真が撮っておいたらと非常に残念ですが、結果的に言うと非常に良い仕上がりで感動しました。
「ヘアビューロン縮毛矯正」
というのも今後流行るかもしれませんね。というか、ヘアビューロンが自宅にあれば、髪も傷まないし縮毛矯正もする必要がなくなるかもしれませんけど。
岡田は今後もヘアビューロンストレートで縮毛矯正していきます。
これからの春のスタイルチェンジの季節なんかに、くせが気になる方は是非美容師さんに相談してみてください!
『「ヘアビューロンストレート」って知ってますか?それでストレートしたら良い感じになるって、うんちゃらかんちゃら〜』
これで美容師さんも大体察してくれると思います。笑。試してみてください。
もちろん、自分で毎日アイロン出来る人はいつものアイロンをヘアビューロンに変更してみるだけでいいと思います。
それでは。
岡田彰大


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