こんにちは。スタイリストの岡田です。
先月に入荷したヘアビューロンストレートですが、再入荷が決定してやっとお客様にこれで安心して勧められている状況です。
実際に売れすぎていて「オススメしても実物がない」というあるまじき状態でしたが、これでやっと夜も眠れそうです。
現役美容師が約1ヶ月使ってみたレビュー
先月に入荷してから約1ヶ月が経ちますが、1ヶ月使ってみた感想というか、実感したところのまとめです。
ヘアビューロンには上記の5つの特長があり、大々的にアピールしているのですが、今までのストレートアイロンの概念からだと現役美容師である岡田も「本当かよ!?」と思うところが多いです。
それくらい革新的なアイロンだからこれだけ巷でも話題になっているのでしょうが、そこらへんは実際に使ってみないとわかりませんよね?でも中々自分で試す機会って少ないし、プロからの目線ってのも少ないと思うので勝手ながらレビューします。
ブログやLINE@からの質問や、店内でのお客様からの質問もよくいただくので、それぞれの特徴に関してのレビューと、よくある質問のようなものをまとめてみます。
Q1.180℃の高温で、髪質が美しく変わる?
A-そもそも、岡田は180℃の温度でストレートアイロンを当てることがほとんどありません。
なぜなら、タンパク変性が起きやすい高温での施術をあまりオススメしない理由として、高温でストレートアイロンをあてると髪が乾燥して硬くなり、「フワ〜っ」というか「パサ〜っ」とした感じになりやすいのですが、それを感じなかった。
ただ、やはり高温キープな状態で長く当てることはオススメしませんが、自分で癖を伸ばしたい方にとって、そもそも「温度が高くないと伸びない癖毛の方」には普通のストレートアイロンよりも熱によるダメージがはるかに少なく済むし、
高温のストレートアイロンの特徴でもある「乾燥」や「硬い質感」はこのヘアビューロンでは感じにくいと思うので、「毎日ストレートアイロンを高温で使う」という方には強くオススメできると言えます。
ここでのポイントはストレートアイロン等を自分で使う場合は、適正な方法が取れずに傷みやすいというところ。(例をあげれば同じ部分に一定時間以上熱を当てない等)
そして、「ほぼ毎日使う」ということですね。
1日2日では感じない熱の負担も「毎日の積み重ねによって髪が傷む」というのがあるので、それをアイロンの方で軽減してくれて気にしなくて済むというのはとても嬉しいですね。
※注意点としては、アイロン前にヘアクリームやオイルなどをつける方。ヘアクリームやオイルに含まれる成分が熱によって反応してしまうことがあるので、アイロンする前には何もつけないorアイロンした後の仕上げにつかうことがオススメです。
Q2.ヘアアイロンでくせ毛が美しく健やかな髪になる
A-岡田はくせ毛ではないため、果たしてくせ毛で悩む方へこれの検証が出来たのかどうかはちょっとあまり強くは言えませんが、数日使い続けた結果の感想になります。
くせ毛にも色々な種類がありますが、例えばダメージを受けて毛先がうねったり癖になってしまっている方にとっては、髪が健やかな質感になります。
健やかというのは今回の検証では「乾燥していない質感」というのをここでは当てはめますが、「パサパサした」という質感や「ボワっと広がる」という質感は、使い続けることによって多少収まってきたのを感じました。
根元の生え癖というのは、根元の毛穴のうねりによって髪が生えてくる時点で癖がついてしまっています。なので「次から生えてくる癖が治る」という意味合いではなく、「現在生えている髪のくせが美しく健やかな髪になる」ということを一応付け加えておきます。
つむじの癖など強い生え癖には対しては、ヘアアイロン等ではあまり効果が期待できないと思います。
※根元からのくせを美しく改善していきたい場合には、また違ったアプローチの仕方(頭皮の保湿など)です。この時期(冬の乾燥する季節)は頭皮が乾燥しないようにこのシリーズのドライヤー(ヘアビューザー)との併用が効果がありそうです。
ヘアビューザーに関する記事はこちら→現役美容師が奇跡のドライヤー「ヘアビューザー」を2週間使ってみた
Q3.低温でもストレートにできる
A-以前のブログ記事(現役美容師がヘアビューロン「ストレート」使ってみた。)でも紹介しましたが、この40℃から始まる低音の温度はとても良かった。
普段、サロンワークでは使わない温度ですが、実際に自分で試してみると、アイロンを通しにくい部分(襟足や根元に近く自分で見えにくい場所など)のアイロンワークが捗りました。
ショートスタイルやボブスタイル等の短めのレングスのヘアスタイルの場合、自分でストレートアイロンを使えない場所は、火傷が怖くて使えないor自分で見えないから分からない パターンをよく聞きますが、40℃の火傷の心配もない温度であれば、安心して使えそうです。
色々試してみて実際に使ってみたやり方は、
襟足の生え際や利き手の逆側、バック等の見えにくい部分を低音でアイロンを通しておく
↓
トップやサイド、前髪など、慣れている部分や自分でやりやすい部分では温度を上げてアイロンスルーしていく
という方法がオススメです。もちろん、慣れている方などは逆パターンもありですが、温度が下がりすぎずに思っているより熱いという事態になり兼ねないので、少しアイロンが温まる時間はかかりますが、その方が余計な火傷などの心配もなく使えそうですね。
Q4.電源を入れなくても髪にツヤが出る?
A -これは本当。特に毛先などのダメージが激しい方の方が感じやすいと思います。
健康毛やクセの強い方ではあまり感じにくいかもしれませんが、アイロンを通すことによって若干ですが髪のまとまりがよくなります。
しかし、当然ですが、電源を入れて熱をいれた方がストレートになります。
なので、これが役立つ場面としては例えば、夜にヘアビューロンでストレートして、朝出かける前に毛先にスーッっと軽くアイロンを通すようなやり方かなと思います。
熱を入れなくてもツヤは出ますが、当然熱を入れた方が癖も伸びるしツヤも出ます。
せっかく低音でも使えるストレートアイロンですので、この機能をメインで使う方は少ないと思いますが、オプションのようなものと思ってもらった方がいいかもしれません。
カバンに忍ばせておいて、オフィスなどで時間のない時に・・・というのも考えましたが、実際は時間があるのならば低音でも熱を入れた方がキレイになるというのが現状かなと。
Q5.10代から80代まで髪質を変えながら使える?
A-果たして80代の方がストレートアイロンを使うのかどうかは分かりません。使っても問題ないですよーというレベルでの話ですかね。
80代の方はストレートでボリュームダウンというよりもパーマでボリュームを出す方が現時点では需要がありますが、ここで80代をだしてくるのは、細くてコシがなくなった髪に対しても効果がありますということでしょう。
たしかに、通常であればストレートアイロンをすると、ボリューム感というのはなくなります。なので、逆に「癖は気になるけどペタッとするのが嫌」という方がいるのも事実。そんな方にもこのヘアビューロンストレートならばボリュームもそんなに落とさないで使えますよーってところですね。
たしかに、「ストレートアイロンを通しても硬くならずに柔らかさが残る」というのは感じます。プラスして「アイロンを通すことでツヤが出る」という合わせ技での相乗効果で、どの年代の悩みも克服できるということでしょうか。
80代の方がどうかは置いといて、間違いなく10代の方には絶大なる効果を発揮するでしょう。
中高生にありがちな、「完璧なるストレートに憧れる年代」に対して、美容師として癖のない髪に縮毛矯正をかけるよりは、毎朝でもヘアビューロンをした方が絶対的にオススメです。
中高生の多感な髪の悩みも、ヘアビューロンが活躍してくれること間違いないですね。朝の家の洗面台は彼女達に独占されるかもしれません。
レビュー結果&まとめ
ここまで1ヶ月ヘアビューロンストレートを使ってみたレビューを書いてきましたが、プラスして実際にパンフレットやHPに載っていない部分で、使ってみてこうだったとか、正直な感想も少し補足しておきます。
メリットばかり書いていても、他のレビュー書いている方と変わらないので、美容師目線での他のアイロンと比べた際のデメリットの部分もしっかりとここでお伝えしていきます。
×.温まるまでに時間がかかる
サロンにはもう一台wellaのストレートアイロンがあるのですが、ヘアビューロンの方が温まるまでの時間が1.5倍位かかりました。
温まってしまえば設定した温度でロックがかかるので問題ないのですが、少しだけ時間はとられる感じがしましたね。
朝の時間のない時に使う際は、あらかじめ最初にアイロンをONにしておくなど、ちょっとした手間が必要です。
×.持ち手の先(セラミック)の部分が熱くなる。
これは当然といえば当然かもしれませんが、ストレートアイロンの持ち手の先の部分が熱くなります。これは熱が入るセラミックの部分でして、決して持ち手の部分は熱くなりません。
なので、僕は持ち手の部分を持ってアイロンを使うスタンダードな人間なので困ったことはないのですが、先の部分を持つ人によっては向いてません。
あと、持ち手の先が熱くなるので、何か熱に弱い物の上に直置きすることはお勧めしません。でも、普通に使う人にとってはあまり気にならないと思うんですよね。。。
それで困ってしまう人は、これを機に危なくないストレートアイロンの持ち方を身につけるいい機会としてもいいんじゃないかと思っちゃいます。そのままの使い方してるとヘアビューロンに限らずいつか火傷しちゃいそうで。。。見ていて心配です。
デメリットとしてはそれくらいかも・・・
二つ目でもう出てこなくなってしまいましたが、もう少し批評したいところですが、実際使ってみて感じたデメリットというものはあまりなかったというのが正直な感想。
「良いことしか書かれていない、絶賛されているものを現役プロが実際に使ってみてバッサリ斬る!!」というのをこの記事の核として狙っていたのですが、見事にヘアビューロンに丸め込まれてしまう結果となりました。
いいのか悪いのか、当初デメリットとして考えていたストレートアイロンで35000円(税抜き)という値段設定に関して、「値段が高い」という件に関しても、「この仕上がりは長い目で見たら実は経済的には優れているのではないか」と1ヶ月後の今では思えています。
まとめ
長かったブログもようやく「まとめの章」ここまできました。今までご覧になった方はわかると思いますが、現役美容師としてデメリットの少ないストレートアイロン。間違いなくオススメな一品でもあります。
1ヶ月も使ってみると愛着もわき、使い方もわかってくるもので、サロンでは従来ブラシでのブローを時間をかけてやっていたのですが、最近はこのヘアビューロンでサラーッとアイロンを通すだけで髪がまとまるので、お急ぎの方にはその方が時間がかからずに時間をプレゼント出来ています。
ヘアビューロンが今のサロンワークでとても役立っています。(もちろんブロー仕上げ希望の方にはしっかりブローさせていただいております)
サロンで使っていると、「簡単にツヤが出るしまとまるから自分でも出来そう」と、予約していただける方が多数います。(残念ながら全国完売状態でしたので)
「サロンの仕上げを自宅で」というところはお客様が悩む最大の課題な部分でもありましたので、これでサロンの仕上がりを簡単に自宅で再現していただけると岡田は喜んでいます。
ご予約・ご注文承ることになりました
正規取扱店って意外と少ないみたいでして、お問い合わせを多く頂くので、岡田の方でも予約も承ろうと思います。
なにしろ値段の高い商品なので、ブログを読んでくれた方が出どころのわからない偽物を掴ませられたら、保証も効かずに目も当てられませんので。
(保証書付き※画像はヘアビューザー2のものです)
欲しい方や気になる方は正規販売店サロンとして予約を承ることが可能です。ですが、あくまで値段は変わりません。(正規取扱店として契約を結んでいるので値段を下げることが禁じられています。)
ご注文、予約はline@からも可能です。
お問い合わせください。正規取扱店1年保証のハンコ押してお送りします。
サロンに来れない方とか、面倒だという方は以下、ネットでも正規販売店から購入出来るそうなので、リンク貼っておきますのでご参考までに。
ビューティパークさんは美容師としてもお世話になっていますので、ちゃんとした会社です。(ちゃんとしてない会社ってないと思うんですけどね(笑))
こちらビューティパークは正規契約&送料無料みたいです。
ヘアビューロン(カールアイロン)S・L
27000円(税込)(税抜き25000円)
ヘアビューロンストレート
37800円(税込)(税抜き35000円)
ヘアビューザー2
24300円(税込)(税抜き22500円)
ヘアビューザー2Dplus(プロ用)
35640円(税込)(税抜き33000円)
ですって!
ヘアビューザーに関しての寄せられる口コミと「プロ用と家庭用どっちがいいの!?」に関する記事はこちらからどうぞ
それでは、また!
※LINE@にて寄せられたヘアビューロンの質問に答えました。詳しくはこちらをどうぞ。
岡田 彰大


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