こんにちは。オカダです。
先日、いつもお世話になっているモデルのちあきちゃんに来てもらいました。
ちあきちゃんには岡田はいつもお世話になっていて、かれこれ2年前くらいからのお付き合いですかねー。
え?っ短い?
そうなんです。オカダのモデルさんとしては知り合ってからこそ短いですが、コンテストに一緒に出させてもらったり、ちあきちゃんのおかげで入賞出来たりと、
岡田が近年一番お世話になっているモデルさんといっても過言ではないかもしれません。(あまり熱弁すると色んな誤解をされてしまうのでこのくらいで。)
最近撮影したのは7月。これくらいのロングでした。
ロングからバッサリショートへ
ショートにしたいというオーダーだったので、正直かなり緊張しましたが、切る前の長さはこれくらい。
腰に届くほどのロングヘアー。お母さんが美容師というだけあって、美意識も高くて髪もいつもきれいです。
濡らすとこんな感じです。もちろん、まだハサミを入れる前なので長さは変わりません。
長さにして30Cm?いや、40Cmくらい切ったかな?ショートボブにします。
~省略~
ざっとこんな感じまで切りました。
床を見るとこんなに。オカダの何か月分でしょうか。いや、何人分でしょうか。束になってもかないません。長年伸ばしてきた髪をバッサリと切らせてもらいました。
こんなに思い切ったカットを任せてもらうのは、とても嬉しく、美容師冥利に尽きるの一言です。ありがとう。
細かい所を整えたら後姿はこんな感じになりました。首元もすっきりして、より頭が小さく見えます。ツヤ感がより感じられます。
これぞ断髪。
これぞ邪気祓い&開運カットです!(決して怪しいものではございません)
ヨコからのアングル。
意外とロングからショートだと一番気にしてカットするかもしれないです。
頭の丸みやクセの具合がモロに影響する部分。
ロングからショートにする場合、今まで抑えられていた髪のクセや、生え方のくせが出やすい部分。特に結び癖がある人なんかは襟足が浮きやすかったりしますが、今回はバックに丸みをつけて抑えていきました。
幸い目立った癖もなく、頭の形も良かったので、丸みがキレイに出ていますね♪
以上、カットさせてもらってありがとう!ちあきちゃんの6年ぶりのショートカット。任せてもらえて光栄でした!
以降、ちょっと今回カットしながらも、感慨深かったのでこの思いを忘れない様に書いていきます。人によっては重く感じるかもしれないので、そこは自己責任でお願いします。笑
「美容師になんてならなきゃよかった」
岡田は美容師になって今年で12年になります。
こどもでいったら、おぎゃーと元気に産声をあげてから小学校を卒業するまでが12年。
僕は美容師の仕事に就いてから今までの間、なにも順調な美容師人生を歩んできたわけではありません。
当たり前ですが、文字通り必死に、美容に向かった月日がありました。でも必死に頑張っても必ず結果が出るわけではありません。なぜなら、皆も頑張っているから。頑張っていない人なんていないのかもしれません。
なにも、「俺の時代はーうんちゃらかんちゃら〜」と、居酒屋でよく聞きそうな苦労自慢をしたいわけではありません。苦労話なんて、引退した後で十分だと思っています。まだまだハサミを握っているうちは、僕もまだ成長途中だと思っています。若いもんには負けらんねーと思ってますよ。笑
美容師になってから12年の間に、どんどん少なくなっていく同期。60人いた同期が、一年で半分になりました。その中には美容師を辞めた人がほとんどでした。(仕方なく辞めなければいけない同期もいました)
2年でスタイリストになって、芽が出るまで、注目されるまでに時間がかかりました。暗黒時代も過ごしたことがありました。陽の当たらない美容師でした。(もちろん結果的に、それを選んでいた自分に責任があります。)
その間にもどんどん同期は少なくなっていきました。
気づいたら10年。両手で数えられる程度になり、そして岡田は、同期のスタイリストとして残された最後のメンズスタイリストでした。
アシスタント時代、辞めた同期と飲みに行って、美容師ではない他の仕事をして以前のお給料の2倍は稼いでいると自慢をされてました。友人曰く、「美容師になんてならなきゃよかったよ〜。今の仕事の方が楽だし稼げるし〜・・・」
練習終わりに付き合ったそいつとの呑み会で、稼いでる自慢してるに、きっちり割り勘だったことは10年たった今でも覚えています。小さい男です(2人とも)。
(その辺の美容師やめたい事情は、他のブログで書いています。興味があれば程度に。)
自分が選んだならそれもいいのかもしれない
そんなこと言っている自分もハサミを置いてしまおうと思う事はありました。
でも今でもハサミを握っています。それでいいのかもしれません。自分が選んだ結果です。
自分を指名してきてくれるお客様がいて、大事な髪を任せてもらって、気に入ってもらえて、たくさんいる美容師の中から自分を選んできてくれて、いつも「この仕事やっててよかったなぁー」って思います。正しく言えば、今は思えます。
「この人に切ってもらいたい」
そんなことを言ってもらえることは、美容師として最高に嬉しいです。
この仕事をしていなかったらこの笑顔にも出会えなかったと思います。
「お!髪切ったんだー!いいじゃん!ショートも似合うね〜!どこの美容師さん?」なんて言ってたと思います。切ったの自分です。任せてください。笑
誰かから、人生の中で「ありがとう」を言ってもらえることも、いやいや、「こちらこそありがとう」と言えることも、美容師になっていなかったらこんなにないんだろうなーと。
そんな「美容師岡田」として今は、今までのたくさんの出会いや気付きをくれた12年に感謝しています。そしてこれからも。
長くなりましたが、12月、たくさんの笑顔に出会えるように、よりいっそう頑張ります!
それでは、また!
岡田 彰大


最新記事 by 岡田 彰大 (全て見る)
- プロとして家族からお金をいただくことの意味 - 2019年11月18日
- 起業したいって相談に来る人へ - 2019年7月5日
- サロン「iLii(イリー)」が出来て半年が経とうとしています。 - 2019年3月12日
- 100万円が手に入ったらどうするの - 2019年1月7日