4月も今日で2週間が過ぎました。そろそろ美容師の新入社員たちも少しずつ職場になれてきた頃でしょうか? それと同時にこんな思いが出てきている人たちももしかしたらいるかも知れませんが。
「こんなはずじゃなかった・・・」(遠い目)
そうです。「WELCOME!美容業界へ!」といったところでしょうか。 まぁ学生上がりの新入社員たちには無理はありません。それが素直な一発目の感想としては、美容師としてのいい洗礼を受けているということです。おそらくね。 かつての僕もそうでした。完全に美容師なめてました。だから、学ぶことがたくさんありましたよw
一見して美容師は「華やかな仕事」、はたしてその裏側は・・・
ということですが、これは、美容業界がブラック企業だとか、ホワイト企業だとか、問題はそういったことではなく。 「営業後の練習時間は果たして労働に入るのか」 という美容師なり立ての新入社員の親御さんたちがに疑問に思うだろうことにたいしても、現場にすべてが詰まっていると思うし、営業中にいくらでも上手くなれると思っている側の美容師なので、 別に練習が労働でも、そうじゃなくても、どちらでもいいかなと思っている人間です。 問題は本人がどうなりたいのか。じゃないですか? それに必要ならやればいいし、必要ないならやらなくていい。シンプルですよ。単純明快。 僕的には、「練習は自分のためにやるもの」だと思うので、別にやりたくない人はやらなければいいと思っています。上手くなりたい人は練習すればいいし、そうでない人はやらなければいい。十分、上手くなれますよ、5年も6年も美容師やってればね。 今おそらく新米美容師さんたちが目の当たりにしているのは、学生時代とは比べ物にならないくらいの労力と、時間の使い方だと思うんです。 至極当然のことでしかないと思いますが、疲れますよね。体力的にも精神的にも、キツイと思うんです。でも、やっぱりね、世の中ってこういうもんなのかなっていうのもあるんですよね。
華やか(派手)な仕事に見える裏側には、いつも泥臭い(地味)仕事がある
今見ている先輩方も、同じような時代があって、今よりも厳しい時代に育ってきた人たちばかりです。 ここでいう厳しいとは、業界としての成長段階にあり、今のような教育の環境が整ってなかった時代のことで、今が厳しくないという意味ではないです。あしからず。 どの時代においても一流の技術を身につけたり、人より少しでも上手になろうとするのには、人よりも頭を使ったり、体に染み込ませたり、時間や労力をつかうものです。 他人と同じ事をやっていたら同じ結果になることは目に見えていて、「カリスマ」と呼ばれた先人たちにとって、それは当たり前のことのように、今「光」輝いて見えている裏側には、昨日の自分より上手くなる為の「影」の部分もあったことを忘れてはいけないんだと思いますよ。 「他人より優れたアイディア・発想」 「他人より優れたマネジメント力」 「他人より優れた体力・気力」 何でもいいと思うんですよね。自分の得意なもので勝負していくのって、楽しいじゃないですか? 他人より劣っているところがあったからって、でも、他の何かでそれを周りに認めさせるくらい何か他人よりやってれば、いいと思うんです。人それぞれだからね。
「辞めたければ辞めればいい。」
いきなりなんですがw 「ちょっと想像してたのと違う」とか、「自分には続ける自信がない」とかっていうことに関しては、冷たいかもしれないけれど素直にこう思います。 誰かにお願いをされて美容師になって貰ったわけでもなければ、自分で決めた美容師という「人生の選択」ですよね。 「過去の自分との約束」でしかない。んですよ。結局。 そして、2週間しか経っていなくても、10年美容師をしていても、「美容師」は「美容師」。お客様から見たら関係ありませんよね? 「プロフェッショナル」としてみるのであれば、中途半端な態度でお客様に接されることが「お客様に失礼」だと思ってしまいます。 そこは、社会人としてのモラルやマナーみたいなものをしっかりと身につけて「心構え」を正して貰ういい機会かなとも思います。 たぶん、それが学生と社会人の違いですよね。 そこから逃げても、働くってことは、お客様からお金を頂くって事は、自分の仕事に責任を持って全うするって大事なんです。 もう、どうしたって過去には戻れないんだから、前に進むしかないから腹決めていきましょうよ。
「自分に合うサロンを見つける」か。果たしてそんなサロンはあるのか?
ただ、美容業界は広いです。ヘアサロンもたくさんあります。 ひとつのサロンで美容師に見切りをつけてしまうのは、正直もったいないと思います。 前者の「新入社員の美容師に合うサロン」というのは、なかなか見つけにくいものだと思うんですよ。だって美容師としてスタートしたばかりだから、周りが見えないと思うんです。 美容学校の頃の友だちのサロンの話をきいたって、結局はどんなサロンでも「隣の芝生」状態で、よく見えるもんです。 そもそもの疑問としていつも思うのですが、 「美容師としての今のあなた」に合うサロンなんて、果たして見つかるのでしょうか? 厳しいことを言うようですが、知識も実力も経験もない美容師になりたてホヤホヤの新入社員にいちいち合わせてくれるサロンなんて、果たして存在するのでしょうか? 美容学校を卒業して、美容師国家試験を通って、さぁ、これから美容師としてのスタートラインにようやく立っているはずです。そんなあなたが「いまもっているもの」とは一体なんなんでしょうか? 今はこれから美容師としての長い長いマラソンの、スタートの合図を聞いて走り出したばかりです。とにかく、右も左も分からない状態のあなたには、先輩や上司から、いえ、生かされている社会から、あなたのお給料を払って頂いているお客様から、学ぶことのほうが多い気がします。もちろん、キャリアのある美容師の私もあなたから刺激を受けていることは忘れてはいけませんが。 年寄りのたわごとだと思って聞き流して貰ってもかまいせんが、ただ、どうするか、どうなるか、それを決めるのはいつまでたっても、どこにいても、あなた自身であって、先輩でも後輩でも、同期でもない。 どこのサロンにいっても、例え美容師を辞めたとしても、これから社会人として生きて行くのであれば変わることのないあなた自身の選択であり、あなたの意志であるということは美容師の先輩として、人生の先輩として、ここに残しておかなければいけないと思います。
「後悔のない選択」を
是非して欲しいと思います。 そうそう、余談ですが、 hair salon [teeta] も、店舗拡大に向け、スタッフを募集しております。 一緒にteetaを盛り上げてくれる女性の美容師を募集しております。 スタイリスト、アシスタント問いません。詳しくはお電話か、メール、LINE@でのご連絡後、面接となります。是非この機会にお待ちしております♪ 何かあったら、いつでも相談して下さい♪ hair salon teeta STYLIST 岡田 彰大


最新記事 by 岡田 彰大 (全て見る)
- プロとして家族からお金をいただくことの意味 - 2019年11月18日
- 起業したいって相談に来る人へ - 2019年7月5日
- サロン「iLii(イリー)」が出来て半年が経とうとしています。 - 2019年3月12日
- 100万円が手に入ったらどうするの - 2019年1月7日