こんにちは。パーソナル美容師のオカダです。
さて、昨日のブログは何気なく思ったことを書いていたのですが、Facebookに投稿しませんでした。
あぁ、これは完全に自分の考えだし、別にシェアする必要のないかなぁと思っていたのですが、観てくれた方からメッセージをいただいて驚いたんですが、
「オカダさん、わかります。それって、花は観手に咲くってことですよね!」
ん?なんじゃそりゃ。って話だったんですが、調べてみたら「あーそういうことだったんだー」って納得してました。賢い人はやっぱ違うなぁー。
花は観手に咲くという言葉
というのは、世阿弥の言葉らしいのですが、
同じ花を見ても綺麗だと思う人もいれば、そうでない人もいる。
ではその違いとは何か。というのは、その人の心のあり方である。
というのが、この言葉の意味だそうですね。わかりませんでしたが、そう言われるとそういうことなんだなという気がします。
すごく美しい花を見ても、綺麗だと思わない人もいるかもしれないし、逆に道端に咲いている小さな花に美しさを感じる人もいるかもしれない。
だけど、花は咲いている事実は変わりないのであって、見る側の心のある場所によって、綺麗か綺麗じゃないか、変わってくるんだよー。
だから、綺麗なものを綺麗だと感じられる「心のある場所」というのがとても大事なんだ。というお話。
観る側にとって「花」が咲くようにすることが大事なのかもしれないですね。
表現者として大事なこと
僕は美容師なので、世阿弥のような能楽とはまた少し違うと思いますが、髪の毛で美しさを表現する表現者の一面も美容師にはあるのかもしれませんね。
だとすれば、自分たちが「このヘアスタイル美しいっしょ!最高でしょ!」と言って満足していては、観手にとって花が咲かせられたとは言えないのかな。
髪を切ることによって、相手を楽しませたり、相手の心に「花」が咲くような体験を、と
そういうことを気をつけている人は多分また違った思想をしているのかもしれないなと思った瞬間でもありました。
そして、自分自身に当てはめてみても、自分が焦ったりして心の余裕がないときなんかは、花の美しさに気づけなかったり、ちょっとしたサインを見落としてしまうこともあったりして。
きっとそういう時は自分のことばっかり考えてるから、相手のことを心から考えられてないんだろうなって、反省しなきゃいけないですね。
「自分がどうみられているか」にばっかり気を取られて、周りの目を気にしてプレッシャーを感じて緊張するのも、同じことが言えるのかもしれませんね。
自分が置かれた状況で、周りを見渡せる「心の余裕」みたいなものを、自分としても持ちたいです。
確かにヘアスタイルを作るのは僕たち美容師かもしれないけども、自分の思い通りに切って満足してるようではまだまだなんだな。
ヘアスタイルを通して、施術を通して、相手の心に一輪の花を咲かせるような仕事をして行きたいなって思いますね。
今日も良い気づきができました。ありがとうございます!
それでは。
岡田 彰大


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