最近ヘアサロンって増えましたよね?街を歩けばヘアサロン。こっちにもヘアサロン。あっちを向いてもヘアサロン。
こんなにヘアサロンいる〜!?って感じるのも正直な話、ヘアサロンが飽和状態なのは皆さんなら周知の事実であって、
全国のヘアサロンの数って、信号機の数よりも多いみたいですね。
お店の絶対数が多くなれば、人口が変わらない限り、競合他社である他のヘアサロンとの顧客獲得競争になるのは誰にでも容易に想像出来るのですが、
「最近出来た○○にお客を取られてはならん!」
「○○には負けてられない!」
という正のエネルギーや気持ちはとても大事だと思うし、そんな気持ちがある(熱い)美容師さんにやって貰う事はステータスであるかもしれないですが。
その気持ちがどこか違う所に向いてしまったり、空回ってしまって、「他店の悪い口コミをながす」事や「架空の名前でネット予約して直前にキャンセルする」などといった事が行われている美容業界の現実。(事実あるそうです)
そんな事をしてまでも。。。って正直くだらなさMAX過ぎて。
あんまりこういう言葉を使いたくないのですが、ハッキリ言って「クソ」です。レベルが低すぎる。
そんな事をして、本当に来たお客様は喜んでくれるのか?って思います。
そんな事をやっているサロンに限って、ホームページには
「○年磨いた確かな技術で、あなたを輝かせます」とか、
「○○(当店)自慢のトリートメントであなたの髪は生まれ変わります」
って堂々と書いてあったりするもんですよ。
腕磨く前に、人間性磨けよ!!
髪を生まれ変わらせる前に、曲がった根性生まれ変わらせろよ!!
ってオカダは思うのですが…(すいません、つい口が悪くなってしまいましたがm(_ _)m)
果たしてこんな低レベルなやりとりが行われていて、美容業界の価値って今後上がっていくのでしょうか?お客様の求めている事ってそんな事なの?
そして、そんな考えに行き着く前に、自分がやれる事沢山あるでしょう?もっと自分達の価値を高める事って他に山ほどある気がします。
確かにですよ、他店との競争になった場合や、近くに他にライバル店が出来た場合など、これだけヘアサロンが多ければ避けては通れませんが
そんな時こそ今よりも自分達のオリジナリティを更に磨いて、高めていく事が、結局のところお客様が価値を感じて頂けるのではないでしょうか?
そして、美容業界を今後更に盛り上げていくのであれば、オカダが最近感じているのは
「本当に戦わなければいけないのってそこなの?」
っていうそもそもの考え方であって。
「美容室専売品」である商品が、薬局や楽天やamazonで売られている今の現状。もう美容室専売品という売り文句じゃ通用しなくなっていますし、そこはメーカー各社が対応して欲しいところではあるのですが、メーカー側での対応には期待しないほうがいいでしょう。
なぜなら、この流れはどんどん加速していくだろうし、それを食い止めるのは美容師個人の力ではどうにもならないので、自分たちが順応していくのが懸命だと思います。
例えば、家で使っているトリートメントがなくなった場合、わざわざ行きつけの美容室に来て買っていくより、近くの薬局や、スマホで検索してポチっで完結してしまう時代です。
今抱えている「トリートメントがない」という問題をすぐに解決出来ますし、ネットであれば明日届きますしね。
そして、それが今のお客様のリアルであって、それだけ「便利な時代」とも言える、それが今の時代であって、それをどうにか自分達で変えていくには、今を否定して過去に浸っていたってしょうがないし、そんなこと考えてても時間と脳みその無駄で。
こんな事してる人が周りにいたら、非常にマズい。そもそも時間は戻らないし、これからどんどん加速します。今は良くても数年後には時代遅れの美容師の出来上がりです。
そんな変化の早い時代に生きているっていう自覚をしっかり持ち、自分達の取るべき行動や指針というものをしっかりと定めていかなければ美容業界の未来は暗くなってしまいます。ハッキリ言って他店の悪口書いてる場合じゃないです。
特に20代から30代の美容師でWEBってやって意味あるの?っていう方がいたら、すぐにでも考えを改めた方が賢明かなと。そんな事を言っている僕ももっと勉強して行動を起こしていかなければいけないと感じています。
他店のサロンとの付き合い方って、競合他社として自分達の敵と捉えるか、自分達の美容師という価値を共に上げていく仲間と捉えるかは自分達のサロンの方向性や指針に左右されると思いますが、
オカダは共に美容師の価値を高めていける仲間として付き合いたいし、そんな仲間が多ければ多いほど、もっと自分達の社会的地位の向上や、美容業界の活性化に繋がると。敵ではなく、共存していく同士であるし、お互いを高めていける存在でありたいですよね。
そういう姿勢でこれからも臨んでいきたいですね。
akihiro okada


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