こんにちは。パーソナルスタイリストの岡田彰大です。
この【パーソナルスタイリスト】という活動に関して、当初予定していたよりも大きな反響があり、自分自身でおどろいています。
プライドが自分を殺してしまってないか
自分自身、美容師としての「経験」という意味では、まだまだ足りてないと思います。
ですがその反面、僕は美容師になって12年やってきたそれなりの時間は経過しているわけでして、
サロンの中では一番下っ端だった僕も、いつしか歳を重ねる毎に後輩の方が増えて来たりなんかしてしまって、
サロンではいつしかスタイリストになってお客様も担当させて貰ったり、たまたま良い結果を残せたりした事で勘違いをしたりして、
そこで気付かぬうちに目には見えない自分の中の「プライド」というものが出来あがっていきました。
「結果」というものは、
良い意味では「実績」と呼ばれ、弱くて脆い自分自身を支える「自信」となり、
なんとか「美容師」として1人前のように認められた様な気分になるものです。
「プライド」とは、本来は「誇り」という意味です。誇りを持つことは悪いことではありません。
しかし、いつの間にかその「プライド」は、「自尊心」としてどんどん大きくなっていき、身の丈をゆうに越える高さまで高くなってしまえば、
いつしか誇りとして自分自身を奮い立たせる「原動力」だったものが、自分自身の成長の可能性を狭めてしまう「足かせ」に変わってしまう。
新しいものを見ないふりをして、自分の一番いい時期を、生きてしまう。
そんな時代はもうとっくに過ぎ去ってしまったのに。。。
高すぎるプライドなんてはっきり言って、ない方がマシかな
「プライド」なんて、そんなもんは言葉は悪いですが本当に「クソ」みたいなもので、
いや、「クソ」みたいに溜まったら一度に吐き出してトイレにジャー、流してスッキリ!って出来るならまだマシなのですが、
なかなか人間そう上手くはいかないみたいで自分自身の中の目に見えない「プライド」によって、
気をつけないと自分自身が、がんじがらめになって動けなくなってしまうみたいです。
はっきり言って、そうさせてしまうくらいの「プライド」なんて、ない方がマシだと思うのです。
職業柄ですが、美容師は技術職としての一面もあるため、「プライド」の高い人が多いと言われています。
誇りを持つ事自体はいい事だと思うのですが僕はいらないことの方が多い気がします。
プライド捨てたら代わりに手に入るものもある
こんな話があります。
【新しい物を手に入れたいなら今持ってるものを捨ててしまえばいい】
今持っているものを大事にして両手が塞がってる状態では、新しいものを掴むことは出来ない。
美容師という仕事に関しては、適度な「プライド」を持っています。
「プライド」というよりも、「責任感」なのかも知れません。僕はそれ以外はなるべく持たない様にしています。
お客様をキレイにする事。
僕の美容師としての「軸」はそこなんです。そこだけでいいかなって。今は思ってます。
今の僕には両手いっぱいの過去の栄光なんて必要ないです。
なるべく必要なもの以外、捨ててしまえればいいなと思ってます。
その方が新しく吸収出来る気がするから。成長出来そうな気がするから。
シンプルに、ただ上手くなるために。昨日の自分を越えるために。その先にお客様の笑顔がきっとあるんです。
僕は今回、「スタイリスト(カッター)」と「スペシャリスト」いう価値と、これまで培ってきたプライドを捨てました。
意外な程に痛くも痒くもありませんでした。
そして、これからは「パーソナルスタイリスト」として生きていきます。
喜んでいただけるお客様がいました。
あぁ、こんなに世界は広かったんだなって。
美容師として出来ることって沢山あるなって。
今は、昔の事より未来のお客様の事を思ってます。
この年になって初めて勉強することも沢山あります。ですが、まだまだ負けてられません。
沢山の感謝を笑顔に変えていけるよう。
「お前、守りに入ってないか?」って、自分に自問自答しながら、まだまだ美容師成長していきます。
パーソナルスタイリスト
岡田彰大


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