こんにちは。スタイリストの岡田です。
さて、暦は4月。春は出会いと別れの季節です。
岡田は4月生まれなのでそんな春が好きだったりします。冷たく厳しい冬を乗り越えて、暖かい春を迎える、そんな季節が好きです。
春には新しい生活が始まったりします。職場も変わる人もいれば、学生から社会人と、新たなステージにステップアップする人もいます。
岡田はこの時期には毎年、いろんなことを思い出します。その中でも11年前の美容師になりたての頃は今でも記憶に残っています。
なので、毎年そうなのですが、今回は新たにこの業界に入ってくる美容師さんに向けて、11年目の岡田がちょっと年寄りの小言を書いていくことにします。
美容師になるということ
この記事は新たに美容師になった皆さんに向けて書いていくのですが、これは昔の自分に対しても言っているようなものです。
言葉はブーメランのようなもので、誰かに対して言った言葉は、いつか自分に対しても返ってきます。なので、しっかりと自分なりに責任を持って投げやりにならない様に書きますね。
美容師というのは、決して楽な仕事ではありません。そして、思っているよりも、華やかな仕事でもありません。
しかし、文字通り、自分の未来をハサミ一本で切り開いていける職業でもあります。
以前の岡田のような「フリーランス美容師」のようには、学校を卒業したてで自分一人で最初から働く人もなかなかいないでしょうから、会社という「組織」に属する方がほとんどだと思います。それは、会社に勤めている以上、「会社員」という立場でもあります。
会社員というのは、言い換えれば会社の看板を背負っているということです。これまでどおりのいち学生ではなく、「社会人としての自分」という原石をしっかりと磨いていきましょうね。
「美容」で社会に貢献するということ
美容師の仕事というのは多岐にわたります。サロンワークでお客様の髪を担当する以外にも、自分なりの夢や目標があって当然です。
「ヘアメイクになりたい」
「メイクアップアーティストになりたい」
「TVや雑誌の仕事がしたい」
美容師の仕事は、技術やセンスを極めて行けば、そういった幅の広く、奥の深い仕事ができます。
美容学生時代にコンテストで賞を取ったこと、ヘアショーに参加したこと、それは素晴らしいことです。
ですが、今日からは、「社会人として」は0からのスタートです。しっかりと自分の行動や言動に責任を持ち、「社会人として」の立ち振る舞いや、責任感を身につけていってほしいと思います。
美容師の仕事とは美容で社会に貢献すること。
だと岡田は思っています。目の前の人に対して美容を通じて貢献することです。
何事も、最初からうまくいくわけではありません。つまづくことが有るでしょう。むしろ、うまくいくことよりも、つまづくことの方が多いとおもいます。壁にぶち当たることも多々あると思います。
その壁を目の前にして思うことも人それぞれでしょう。
「こんなの楽勝だ!」「美容師って楽しい!」という風に感じる人もいれば、
「自分には美容師は無理だ」「自分には美容師は向いてない」・・・
最初のうちはそんな思いをする人もいるかもしれません。しかし、最初にぶち当たるその壁はあなただけではなく、今美容師をしている人たちは皆乗り越えているはずです。
社会人になることとは、それは自分との戦いでもあります。その壁に立ち向かっていくか、逃げてしまうか、それを決めるのはいつもあなた次第だったりします。
これからの美容師の未来は君たちが作る
自分が美容師になった時、「カリスマ美容師」のブーム全盛期でした。対して今の時代は、かつて「カリスマ」などの「ブランド力」が衰退していく一方、SNSやWEBが発信力の中心になり、個人の時代になりつつあると言われています。
そして、美容師としてのベースは10年で決まるとも言われています。(1万時間の法則というものでしょうか)
これからどんな時間を過ごすかで、君の美容師のベースというものが決まるということです。
1日1日を大事に、過ごしていきましょう。時間は有限です。だからこそ価値があります。
これからの時代を作っていくのは君たちです。君たちが自らの手で美容業界を変えていける時代です。
どうぞ思いっきり、常識にとらわれない自由な発想で、古い業界に大きな風穴を開けてほしいと思います。
応援しています。
何かあったら一声かけてください。
それでは。
岡田 彰大


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