今日は。スタイリストの岡田です。
最近、ブログばかり書いていますが、本業は美容師です。髪を切るのが大好きです。カラーはしません。カラーリストに任せています。
普段美容師をしているのですが、ブログを書いたり、頼まれたwebの仕事をしていたりすると、同じ美容師仲間からは『美容師「らしくない」活動をしているね』と言われるときは多々あります。
そもそも、「らしさ」という言葉が今の僕はあまり好きではありません。
「美容師たるもの〜〜」というそもそも論。そういった考え方が今の時代にあっているのか疑問に思うこともあります。
なので今日は久しぶりのコラムとしてそんな話を。。
「らしさ」なんてものはない。
「自分らしさ」って、自分のアイデンティティを証明する定義みたいなものだと思うんですよね。それを美容師という職業に当てはめてさらに自らで生きていく世界を狭くしてしまっている人が多いんじゃないかな。美容師以外でもそうだと思います。
「らしさ」なんてそれは机に向かって考えたって見つかるわけないし、同僚と飲みに行ったって、旅に出たところで、例え見つかったとしても時間は流れているので時代と共にすぐに変わっていくんだと思います。
「〜〜たるものかくあるべし」
なんて、時代錯誤の象徴とも言える言葉なのかと思って、自分は使いません。そして使われたくもありません。
「らしさ」なんて果たしてこの目紛しく変わりゆく現代を生きていく上で本当に必要なんでしょうか?
そんなものに縛られて生きていくなんて、なんだかそれこそ息苦しくて、自分で自分の生きる世界を決めて身動き取れなくなっているんじゃないかなってね、思いますよ。
「固定化されたイメージ」に縛られすぎていないですか?
これからの美容師論
今の時代はモノが溢れ、情報が溢れ、「無いものが無い時代」。今までのようなやり方、成功事例が通用しなくなっている現代といわれています。
これからの美容師というあり方に必要なのは、年上の美容師からのアドバイスではなく、自分の可能性を信じて、常に自分で考え挑戦していくことだと思います。
先人たちの知恵はもちろん有益です。経験に基づく言葉には価値があることは重々承知のうえで。
ですが、彼らの言葉に縛られず、束縛されず、自分の頭で考え、自分で判断し、先人たちには出来なかった新しい価値を創造することの方が僕は重要だと思っています。
自分で挑戦し、自分で失敗して、自分で立ち上がり、自分で限界を超え、自分で新しい価値を創造し、自分で常識を変えることができる。
自分で恋して、自分で愛し、自分で幸せをつかみ、自分で自分にしかない幸せを創造することができる。
その自由と責任をあなたはすでに持っている。それって素晴らしい時代だと僕は思います。そう思いませんか?
今まで無理だったことに挑戦し、新しい価値を創造すること。
今まで救えなかった人を救い、今まで実現できなかった夢を実現すること。
今までの常識を疑い、今までの限界を超えること。
失敗してもまた次の挑戦をすればいいだけです。失敗して傷ついて、大事なものを全て失っても、命までは取られません(大抵は)。そこからどうするか、それが新しい価値をうみだせるかどうかにかかっています。
自戒も込めて、ともに、頑張りたいですね。
新しいことに挑戦し続ける美容師に最大のリスペクトを表して。
それでは。
岡田 彰大


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