こんにちは。栃木県那須塩原市の美容室「hairsalon iLii 西那須野」で美容師をしている岡田です。
昨年のサロンワークは12月30日までとさせていただき、年末年始の休みをいただいています。
年始は5日からの営業開始となっているので、オープンしてから３ヶ月間取らなかった連休をとって、ゆっくりと去年お振り返りと今年の計画を立てているところです。
毎年年末に書いていた振り返りのブログを書くこともなかったのでそこら辺も踏まえて今年の話をしていこうかと思っています。
2018年の振り返り
毎年年末を振り返っているのですが、今年は振り返りの記事を書きませんでした。
書けるネタがない、というわけではなく、書く気が起きなかった、というのが本音のところ。
去年は９月に自身のヘアサロンをオープンして環境が変わったり、地元に拠点を移して活動し始めた、いわゆる「人生の転機」だった年でもあります。
高校卒業の時に掲げた美容師としての夢でもある「TV出演」も叶い、ほとんどの夢が叶った年でもありました。
そんな年だったにも関わらず「書く気が起きない」という年末でした。
それはオープンしてから３ヶ月ほとんど休みを取らずに美容師として働いて来た日々のなかで、これまでやって来たことや、思ったことと違うことなど、
自分自身の肌で感じたことでしかないのですが、何が正解なのか、これでいいのか、どうなって生きたいのか、どうあるべきなのか、
美容師として、経営者として過ごして来た中でも、まだ自分の中でも整理がついていない自分も確かに存在しているからでした。
正解がない時代にどう生きるか
僕が美容師を志した約二十年前、美容師ブームが到来しブームを主張するような「カリスマ美容師」が存在していました。
美容師なのに、TVのタレントや有名人のように持て囃され、美容学生はみんなそこを目指していた時代がありました。
ブームが終わり、美容師はお客様により近い存在になっていきました。
世の中もたくさんの価値観が溢れ、みんながみんな一つの正解を目指して進んで行く時代でもなくなりました。
いわゆる「多様性」の時代。
今、その真っただ中にあります。
今までは少なからず、これをやっておけばいい。というようなスタンダードがあり、
ここを進めばいい。というレールがあり、それに沿って生きていれば美容師としての地位が確立されたこともありました。
それがインターネットにより、取り巻く環境に大きな変化が起き、いまではサロンの垣根を超えたSNSでの「セルフブランディング」で活躍する美容師も増えています。
そんな時代に美容師としてどう生きて行くか。経営者としてどういったサロンを目指すのか。
どこにゴールを置いて、どんな旗を掲げ、どんな航路を辿り、どんな船を漕いで行くのか。
それは人それぞれであり、人それぞれの正解は自分で作れる時代でもあるいま、
これからの自分の進むべき姿、あるべき姿について色々思いを巡らせていた年末でもありました。
未知を楽しむこと
これからどうなるかなんて僕にはわかりません。
ただ、これから起こること・起こすことへの楽しみはあります。
正解がない時代だからこそ、たくさんの正解がある。
これから僕が進む道が長い目で見たら一つの正解になればいいかなというくらいで、気兼ねなく楽しんで今年も生きていこうと思います。
世の中の美容師のあるべき姿なんて気にしてないし、周りの目なんて気にしていたら生きにくい世の中を、そんな自分が作ってしまう気がします。
手にする荷物は少ない方が、小回りがきくし旅も楽しくなるんじゃないかな。
そのくらいの気概と心持ちで、今年もいろんなことに挑戦してやっていこうかと思ってます。
人生、失敗しても後戻りはいつだって出来ます。
ただ、失ったものを取りに戻るくらいなら、これから手に入るだろう新しい楽しみを取りに行くことを今の僕なら選ぶでしょう。
そして、僕と同じような人がいたとしたら、手を取り合って一緒に面白いことをしたいなと思ってます。
今年はこれまで以上の新しいことを、僕一人じゃなく周りを巻き込んで始めていく年にします。
僕一人じゃできないことを、一緒にやっていく人も探していきます。
また年末、僕はこの記事を見返すと思いますが、その時にこのことが実現しているように、これから365日また頑張って生きていこうかな。
それでは。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
岡田 彰大
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