こんにちは。中目黒のパーソナル美容師の岡田です。
さて、皆さんに大好評(?)の『オカダが話題の美容アイテムを使ってみた感想を正直にレビューする「オカダの正直レビュー」のシリーズ』ですが、
今回の美容師okadaが実際に「使ってみた」アイテムはこちら。
iro-mochi(いろもち)の泡カラートリートメントシリーズです。
この商品は一体何なのか?というと、いわゆる家で簡単に出来る「泡カラー」みたいなものなのですが、簡単に言ってしまえば
その名の通り「サロンカラーの『いろもち』をよくしてくれるアイテム」です。(色落ち防止剤)
いきなりですが、泡で出してみるとこんな感じですね。こちらは「いろもちクールカラーリペア」の方です。
いわゆるドラッグストアなどで売ってるような「泡カラー」みたいな感じですが、後で詳しく説明しますがそれとはちょっと違うんです。ちなみに2色あるのでもう一色(いろもちナチュラルカラーリペア)はこんな感じです。
ちょっと色味が違いますね。暖色系か寒色系かっていうわかりやすい2通りですね。
iro-mochiは「泡カラー」ではなく、退色を自然に補う「カラートリートメント」
今回僕がこのアイテムを紹介すると
と、思われがちなのですが、普段サロンでバリバリにカラーリングをしている美容師の僕が今回このアイテムを紹介するのは訳があリまして。
ただの「泡カラー」だったら使ってみようと思わないんですけど、このiro-mochiは「カラーリペア(色落ち防止剤)」という新ジャンルの「泡カラートリートメント」らしいです。
でも、普段サロンでカラーリングを毎日している美容師の僕としては
と正直思ってます。
まぁ、普通の美容師はメーカーやディーラーとのいわゆる大人のお付き合いがありますので、実際に思ってても実際には違うことを言ったりするものですが、
僕はフリーランス美容師ですし、美容師業界の中でも権威のもっとも低い一匹オオカミな立場でして、メーカーの人との付き合いなんて皆無に等しいので、
顔の知らないメーカーのお偉い様にゴマをするよりも、読者の方に伝わりやすいように僕個人の正直な感想を書いてやろうと思ってます。
美容師が「実際に使ってみて正直に思ったことをぶっちゃけるレビュー」というのが好評でシリーズ化しているわけなんで、それはみなさん知ってると思いますが念のため。。。
では、早速染めてみましょう。
実際にiro-mochiで髪の毛を染めてみる、その前に。
今回実際にカラーリングをするbeforeの状態はこちらです。
今回は妻の髪を家で染めて見ます。今回のコンセプトに一番近いので、顔出ししないことを条件に無理言って協力してもらいました。
ちなみに前回はどのようなカラーリングにしてた?
でも3週間も経つとそれも色落ちしちゃうよね。
でもカラーリングってこういうもんじゃないの?
と、僕の妻らしい正直な感想ですけど、正直そういう意見ってみなさん担当の美容師さんには言わないけど思ってることかもしれないですね。もうちょっと色持ちしないかなーとかね。
では髪を染めていくにあたって、前回はアッシュ系にカラーリングしたということなので、このiromochiの「クールカラーリペア」の方を使って、退色した色味がどれだけ補えるのか、実際に試してみましょう。
(ピンクや赤など暖色系に染めている人はナチュラルカラーリペアをお勧めします)
ではいきます。
iro-mochiでどのくらい色が入るのかやってみた。
いうても僕は美容師なので、サロンカラーはいつもやってるんですけど、市販の泡カラーとかはあんまり使ったことないので、こういったタイプのカラートリートメントは初体験かもしれません。
協力してもらう妻もこういった泡カラートリートメントは初めてみたいです。
皆さんの方が経験はあるかもしれませんが、一緒にやっていきましょう。何事も経験です。
では、前の写真で出した量が実は1プッシュですね。1プッシュの量がこのくらいなので、
これをシャンプー後、タオルドライをしてから濡れた髪の毛に塗布していきます。(乾いてる髪の毛だとなかなか馴染みません)
ミディアムの長さだと5〜6プッシュくらいと書いてありますね。(ナチュラルカラーリペアは10プッシュ)これを退色の気になる部分から塗布していきます。
こういうのはあまり時間をかけないで、パパッとやった方がいいです。顔とか体にはになるべくつかないように注意しながらやってみてください。
んで、全体的になじませてから3〜5分間放置します。
カラートリートメントなんで、いつもトリートメントをつけて浸透させている時間くらいかなーと。(放置させすぎると思ったより色が暗くなりますのでご注意を)
今回はどんなもんかわからなかったので、入り具合を見たいので3分くらい(ちょっと早め)置いてみます。
そしたら、お湯に色が出なくなるまですすぎ流します。(必要であればさらにトリートメントを)
これで終了〜。結構簡単ですね。時間にしたらそんなにかかってないですので、本当にこれで染まるの?って感じです。
iro-mochiのカラートリートメントの効果はいかに!?
んで、乾かしてみます。と、その前に。。。
最近気に入ってるのはキュリオットの『ストレート・メモナイザー』。
くせ毛専用ケア剤なので、濡れている髪の毛にこれをつけてからドライヤー乾かすと、髪の毛が質感を整えてくれて、扱いやすい髪の毛になります。
オイルとは違って、「形状記憶ジェル」というジェルがミスト状に出るので、髪にも馴染みやすく乾かすだけで均一なストレート感が出てくれますよ。
ジェルなんで、横にしても垂れません。濡れた髪とのなじみも良いですね。香りも爽やかで優しいいい香りです。
iro-mochiやキューテックと同じ系統の香りなので、iro-mochiやキューテックと併用して使っても香りが喧嘩しません。シャンプーやらオイルやらのいろんな香りが喧嘩してる人たまにいますけど、その心配はないので安心してください。
さらっとしてストレートなしなやかさを感じるこの質感は僕は好きですね。おすすめです。
で、乾かすととこんな感じになりました。
んー確かに、ほんのりと少し色が入りましたね。
さらに、乾かしただけなんですが、髪の毛がツヤが出ましたね。これはキュリオットの効果もあるかもしれませんが。
1回分(3分)でこれだけ差が出ました。意外と思ったよりは染まってないですね。
ビフォーの髪の方は、ハイライトに入れた色が抜けて筋っぽくコントラストがついて目立った感じがしていますが、アフターではそれに色が入って全体的に馴染んでるのがわかると思います。
当たり前ですけど、普通にサロンでカラーリングするより色は入りませんね。しかも放置時間も3分と短めの時間だったので、もうちょっと時間おいても良さそう。
(ハイトーンの人は放置時間短めがお勧め。色が入りすぎちゃうから)
しっかり色を入れたい人はこの作業を2〜3日繰り返すと色が濃く入るみたいなので、これを2〜3日続けるとさらに色が入っていくような感じかな。
でも、「色が抜けてしまって髪の毛が傷んでいる印象」はしなくなりましたね。
ハイライトにも色が入りすぎてないのでよくある『カラートリートメント染まりすぎ問題』もなさそうです。
なるほど。自分でも手軽に色味を補えるのはいいかもしれないですね。
以上の検証を踏まえて、僕なりに出来ることと出来ないことをまとめてみます。
iro-mochiのカラーリペアで出来ること・向いている人
【出来ること】
・サロンでカラーリングした後の退色した色味を自然に補うことが出来る
・サロンのカラーリングの間(約1〜2ヶ月)に色味を補正することでいつも綺麗なカラーリングでいられる
・抜けてしまったカラーリングにお家でも手軽に色味を入れられる
【向いている人】
・カラーリングの色がすぐ抜けて気になってしまう人
・カラーリングの退色は気になるけどサロンに行く期間が空きがちな人(3ヶ月経ってしまう等)
・育児中のママさんや介護等でサロンに行く時間の取れない人等
使用例としてオススメなのは、週に一度のインバストリートメントみたいに、サロンカラーの間に週に1回や2週に一度くらいの頻度での使用がオススメですね。
iro-mochiのカラーリペアで出来ないこと・向いてない人
【出来ないこと】
・元々の暗い髪の毛は明るくならない(地毛を明るくする等)
・幅広い中から色味を選べない(クール(寒色)・ナチュラル(暖色)の2種類)
・根元の白髪をしっかり染めること(色は入るがカラー剤ではないので髪の内側から染めることはできない)→もっと向いているアイテムがあります
【向いていない人】
・鮮やかなカラーリングを楽しみたい人
・バージン毛(染めてない)だけどカラーリングをしたい人(髪を明るくする力はない)
iro-mochiはカラートリートメントの分類なので、髪の毛を明るくする力はありません。
あとは、クールとナチュラルの2色展開なのですが、放置時間や回数によって色が変わりますがアッシュとかマットとかベージュとか細かい色味は選べません。
1回だと薄く感じたとしても、何回もやれば濃く入ります。ちょっと慣れれば色の入り具合もコントロールできそうですけどね。
最初は週一くらいの使用頻度で様子を見て、もっと濃い方がよければ週2で使うetc…にしといた方がいいかもしれません。
iro-mochiの泡タイプの苦手な「根元の白髪」はグレイシアで
iro-mochiは泡タイプの「カラートリートメント」なのですが、実は泡タイプの弱点というか得意としない部分がありまして
泡タイプは髪の毛に馴染むので毛先まで馴染みがいいのですが、苦手なのは新しく生えてきた「根元の白髪」などの「ピンポイント」なカラーリングなんですね。
毛先はiro-mochiでケアできても、新しく生えてきたこの部分はどうしてもホームカラーケアはしにくく、iro-mochiで白髪をピンポイントで染めるのは難しい。
実際に朝に鏡を見て一番目について気になるのは白髪の生え際だという声も多いですので、なんとかしたいですよね。
なので、そんな方におすすめな白髪隠しのカラートリートメントは「グレイシア」です。
一見、手のひらサイズのメイク道具に見えますが、中を開くとこんな感じです。
ブラシと染毛料が一緒になっていて、コンパクトに収納されています。なので、メイクボックスやポーチに入れておいても邪魔にならなそう。
使い方はチューブの方が染毛料なので、ブラシに必要なぶんだけつけてブラシで根元につけるだけです。
マスカラみたいな使い方で、根元の白髪の部分だけブラシで梳かすみたいな使い方がいいですね。
普段は染めない人も、写真撮る時だけとかでもいいかもしれませんね。
こちらも白髪は一度では染まりませんが、気になる白髪の部分に使って行くうちに色が入って行くので、
こちらも「iro-mochiの根元バージョン」みたいな感じで合わせて使って行くといいかもしれません。
ブラシ式なので、ピンポイントで狙った部分をケアすることができます。
明るさも選べるみたいですが、地毛のような明るさにしたい場合は6レベルのものを選んだら間違い無いと思います。少し明るめのブラウンに染めてる人は8レベルがいいかな。
急な用事が出来た時に美容院に行く時間がない!(美容院あるある)
美容院あるあるなんですが、
という声を頂いたりしても、人気の美容院は当日に予約が取れないことなんてザラにあります。
そんなまさかの緊急時などにも、家にこのセットで置いてあれば、あなたの強い味方になってくれるハズです
備えあれば憂いなしという話ですね。僕が今回お勧めしたいのはこういうホームケアのアドバイスなんですよね。
本当は少し余裕を持ってサロンに行って、髪を整えるのがベストかと思いますが、そういう時に予約が空いているとは限りませんので、
そういう時には、根元の気になる白髪はグレイシアで「白髪かくし」をして、毛先の色落ちはiro-mochiでケアして、という「白髪&退色ケア」があれば安心ですね。
【まとめ】iro-mochiで実際に髪を染めてみた結果
さて、今回はiro-mochiカラーリペアシリーズを中心に「使ってみた」ということですが、いかがでしたでしょうか?
僕の使った感想としては、
ということで、毎日使ったりやりすぎは、次回のカラーリングで髪の毛が明るくなりにくかったり、色味が入りにくい場合もありますので、用法・用量を守って正しくお使いください。
何か使い方がわからなかったり、お困りのことがありましたらいつでもLINE@で相談してください。
今回紹介したiro-mochiや、ストレートメモナイザー、グレイシアはネットでも買えますので、退色でお困りの方はぜひ一度、お気軽に試してみてくださいね。(サロンで試してみたい方は事前にお声掛け下さいね)
ちなみにですが
(↑以前のキューテックマイクロ泡シャンプーのレビュー記事)
今なら2000円以上で送料無料みたいです。以前紹介したキューテックのマイクロ泡シャンプーも載ってますね。1年くらい前の記事ですが、気に入って今でもオカダは家ではシャンプーはこれ使ってるので、気になる人はぜひ読んでみてください。
※オカダから最後に皆様へ。
手袋しないと爪や手が染まりますのでご注意を!
では、次回の「オカダの正直レビュー」をお楽しみに!
それでは。
岡田 彰大


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