こんにちは。中目黒のパーソナル美容師の岡田です。
最近ブログばかり書いていますが、しっかり仕事もしています。まぁブログを書くのも仕事のうちなのですが、
僕もしっかり美容師しているんだということをたまには書かないとね。
「早くデビューして大切な人の髪を切る」
美容師を十何年もやっているとなかなか日常的なサロンワークなんてものにはいい意味でも悪い意味でも慣れて来るもので
「ありがたい」ことがいつの間にか「当たり前」なようになりやすいものでもあります。
初心を忘れてはいけない というようなことですが、
そんな流れで今日は遠く栃木県から母が中目黒まで髪を切りに来てくれたことを書こうと思います。
ロングからバッサリショートボブに切らせてもらったのですが、
母の髪を切りながらやっぱり自分の原点に帰るというか、美容師になりたての頃に思ってた、
「早くデビューして大切な人の髪を切りたい」という目標というか、気持ちを思い出しました。
母の髪を切るのは初めてではないのだけれど、歳を重ねて色々と感じることが多いです。
いつも通りビフォーアフターは撮ってないし、写真はブレていてよく撮れてないんだけれどもwこれが親子というものです。血筋です。
美容師もなかなか捨てたもんじゃないと思うんだけどね
今、美容師という仕事は若者には昔ほどの人気がなくて、なってもすぐにやめてしまう人が多かったりするけれども、
仕事を選ぶ基準としての「手に職」というのも大事だけど、
「自分の手で自分の大切な人を笑顔にできること」、なかなか美容師も悪いもんじゃないんだと思いますよ。
これから未来はどんどん人間のやらなきゃいけないことは機械がやってくれるようになって、
便利になっていけば自分の時間ができるし、自分のやりたいことができるようになるんだと思います。
もしかしたら機械がもう生活の全てをやってくれるようになり、人間のできる仕事も少なくなって、
「明日から自分が好きなことやっていいよ」って言われたら自分ならどうするだろう?
その時に自分が人生をかけて身につけたものってどれだけ残るんだろう?
自分は何に心を奪われて、何に人生をかけて来たというんだろう?
・・・そんな日が来たらそれでも明日から僕は美容師を続けるんだろうか?
あなたならどうするだろうか?今の仕事を続けるのだろうか?
この仕事を選んで良かったと思えること
日々の日常に不満のない人なんか少ないんじゃないだろうか。
あーでもない、こーでもない、と
日常に起きる些細なことに文句を言いながらも、みんな生きてる。僕だってそうだ。
だけど1日を終える時に「今日も悪くない1日だった」と思いながら眠りにつく。
なんでもない日常、それはもしかしたら幸せなことかもしれない。
何かに夢中になれると言うことは幸せなことだろう。何かに心を奪われると言うことは貴重なことだ。
それはどんな仕事でも、文句を言いながらも、みんな一緒なんだ。でも結局最後には
「この仕事選んで良かった」って。そう思えたら最高なんだろうなと。全てが報われるんだろうなあと。
この先がどうなるかわからないからこそ、また明日も自分ができることを頑張ろうっと思います。
そう思えた今日も悪くない1日だった。
ありがとう。
それでは。
岡田 彰大


最新記事 by 岡田 彰大 (全て見る)
- プロとして家族からお金をいただくことの意味 - 2019年11月18日
- 起業したいって相談に来る人へ - 2019年7月5日
- サロン「iLii(イリー)」が出来て半年が経とうとしています。 - 2019年3月12日
- 100万円が手に入ったらどうするの - 2019年1月7日