こんにちは。中目黒のパーソナル美容師の岡田です。
さて、金曜日の今日は専門学校の講師の日なのでバッチリ講師をしてきました。
先週は講義をしてましたけど、今日は実際にヘアスタイルを作って撮影をして貰う日です。
プロのカメラマンさんに来ていただいて、実際に生徒さんたちにヘアメイクを実際に作ってもらいそれを撮影してもらいました。
ヘアスタイル撮影を指導することについて
撮影のセットも組んで今日は1日スタジオにつきっきりでやってました。
生徒さんたちにとってはカメラマンさんとのスチール撮影も初めてですねー。
それにしても専門学校の中にハウススタジオのような場所があるのはすごいですねー。いろんな雰囲気が撮影できるので生徒さんたちも楽しそう。
生徒さんたちも楽しそうにヘアメイクをしてましたー。
撮影すると肉眼で見るのとの違いが出るので、そこらへんもやりながらどんな感じにするとイメージに近い写真が撮れるかもアドバイスさせていただいたり。
スチール撮影は光でだいぶ写りが変わりますよね。
生徒さんの中には既に完成度が高くヘアメイクを作れている人もいたりして、美容師としてすぐに活躍できそうな生徒もいました。すごい!
僕はそんな撮影の中にで(おこがましいですが)隣で生徒さんたちにあーでもないこーでもないと指導させていただいておりました。
正解がないことを教えることは難しい
言ってしまえばヘアスタイル撮影も一枚の写真として出来上がるので、見る人それぞれの「感性」に響く部分も大きくて「これやっとけば間違いない!」っていう正解が一つじゃないと思うから、
作り手の人の数だけ答えがある。写真として見る時にはそんな感じに僕は捉えています。
そういうところは答えが一つの数学よりも、やっぱり美術とか芸術のそう言った分野なのかな。
実際にはヘアスタイルつくるにもベーシックがあって、その中でウケるウケないや流行り廃りの方程式みたいなものはあるんだけれども、判断基準がそればっかりになっても個性がなくてつまらないなぁ、なんて。
学生のうちに自分が思うままに自由に作れる時だからこそ、縛られない自由な感性を発揮してほしいなと。
なかなか全てが思うようにいうわけにはいきませんが、心の中ではそう思っています。
あまり口や手を出しすぎない
今はそんな風に思っているので、あまり手や口を出してしまうのは僕は良くないのかなと、撮影をやりながらも正解のない難しさを感じています。
結局、僕が一番勉強させていただいてますね。何がいいのか、模索しながら。
作り手側のイメージが頭の中にありさえすれば、あとはテクニックが足りなければそこをどうするかを少しアドバイスをする程度で格段によくなるものだったりします。
逆にテクニックばかりが先行しすぎてしまったヘアスタイルより、普段のスタイリングの方がしっくり来る場合もあったりして、
そう言ったこともどれくらいまで自分が入るべきか、その生徒の頭の中のイメージ具合によって変わるので、その辺もコミュニケーションだなぁと。
だから、僕は基本的にはヘアメイクももちろんだけど、生徒さんたちが気づかないようなヘアメイク以外のバランスを見るようにしていました。
僕もそうだけどヘアをつくる時には集中しすぎてしまうから、俯瞰で見ると気付くところがありますね。コーディネーターのような、そんな感じかな。
今回で第1回目が終わりましたけど、来週も第2回目が待っています。
果たして僕はこんな日和見主義な考えで果たしていいのだろうか。。。
でも授業を通じて「美容を楽しい」と思って貰えることが、結局のところ一番大事なのかもしれないですね。
それでは。
岡田 彰大


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