こんにちは。パーソナル美容師のオカダです。
さて2月になって1週間が経ちます。1年の1/12が終わりましたが、残りの11/12をよりよく過ごしていきたいものですね。
今日はちょっと真面目に美容師オカダとして書いていきます。毎日意識していることですが、改めて書いたことがなかったので僕の美容師としての拘りを書いていくことにします。
美容師として拘りがあった方がいいのか
最初に断っておくとするならば、僕は美容師としてのキャリアは12年になりますが、まだまだ美容師として「道半ば」だと思っています。
なので、僕が色々と経験をしてきて今思っていることが他の人にとってどう映るかなんてわかりません。
だけど、自分が経験してきた中で感じたことの中で、自分なりに見つけてきた答えというか暫定で今僕の中にある「芯」となっていることがあります。なのでそれを僕の中での「拘り」として話をしてみます。
僕の「拘り」を話す前に、「拘り」というものに関して、自分自身で思うことは多々ありますし、色々と自分自身に問いかけてやってみて、「これかもしれない」「いや、これじゃない」と、自分の中での葛藤は幾度となくありました。
「これだ!」というものがあっても次の日には「いや、ちょっと待てよ」といって自分自身との対話をしてきた中で、時間が経っても外せない部分というもの。
それが今の所の自分自身の美容師としての外せない部分でもあるのかもしれません。
自分自身と向き合う日々の中で、美容師として「拘り」がなくてもプロとしてどうかと思う反面、
自分自身のヘアスタイルへの「拘り」が強すぎて独りよがりになってしまったことも今まで多くありました。
なので、12年間美容師をしてきて今もなお、色々と試行錯誤する毎日を送っています。
だけど、僕が一番お客様と共にヘアスタイルを作るときに「拘り」があるとするならば、大事にしている部分というのは、お客様そのものの「素材」を生かすことです。
美容師として髪の素材を大切にするということ
美容師というのは髪の「プロ」です。美容師になるために2年間の学校教育を経て、国家試験に合格した者でないと美容師になることはできません。
僕が美容師として一流かどうかは別にして、同じくプロとして一流の料理人の方は
「素材の良さを最大限に活かすために料理人は存在している」といい、
「良い素材を見極めて、素材が生きるために必要最小限の味付けを施す。良い素材を見極める目利きの力こそが料理人の真髄である」
といわれています。
それを美容師で例えるならば、お客様の「素材」をとことん大事にして、お客様がより活きるように技術を施すことかもしれません。
人によっては違うかも知れませんが、僕はそういう解釈をしています。
そういう風に捉えて見ると、美容師にとってお客様の「素材」を判断するというのは髪だけに留まらず、
例えば顔型や骨格、パーソナルカラー、ライフスタイル等の多岐に渡り、元々その方の持っている雰囲気もそうですし、
食事や生活習慣にまで及んで幅広い美容師としての「目利き」が必要になってくるかもしれません。
そして、それにちょっとした味付けを加える。別に多くの事をしてあげることが毎回必要なのかと言われるとそうではないと思います。
素材を大事にして、お客様がより活きるようにするのに僕達美容師が出来ることって、髪を切る事以外にもすごくたくさんある気がします。
ただ、お客様が笑顔になって貰えるように。
ただ、お客様にとってより良い人生を送って貰うために。
自分のプライドとか拘りとかで、その制限してしまうのは勿体ないと思いませんか?
僕は、お客様が喜んでくれるなら、髪を担当することでその人の人生がよりいいものになるのなら、なんだって出来る気がします。
例えそれが自分の美容師としての道とは違うものであったとしても、自分の美容師としてのプライドを向ける先には、必ずお客様の笑顔があって欲しい。
素材を活かすか殺すか、僕達美容師にかかっているはずだから、美容師が左右することがとても多い仕事だから、
よりお客様に向き合った仕事をしていきたいものです。それが、僕の美容師としてのプライドでもあり、拘りなのかもしれません。
それでは。
岡田彰大


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