こんにちは。パーソナル美容師の岡田です。
さて、最近は朝活をしているので日の出とともに起きてブログを書いて、コーヒーを飲みながら優雅な朝の時間を満喫しております。
そして、ブログを書くのも朝なので大分頭が回っているためにそこまで時間をかけずに1記事書けるようになりました。
と言ってもそんなに内容の濃い記事ではないんで30分もかけてないかもですね。
なので、朝の余った時間で本を読むようにしたので本を読んだ感想というものを少し書いてみようかなと。学生の頃は読書感想文は苦手だったんですけど、今ならかけるかもしれません。
これも前からやってみたかった「書評」というものでして、なんだか僕なんかが書いてもいいんだろうかという気がムンムンなんですが、トライしてみることとします。
自分の時間を取り戻そう!
この本を書いている著者の「ちきりん」さんなんですが、僕もブロガーの端くれとして(本業は美容師です)知っていましたが、本を読んだことはありませんでした。
なんと「社会派ブロガー」という立ち位置らしく、Twitterでは度々ツイートが流れてきてはいたのですがそういう肩書きなんですね。
と、読む前に余計なイメージを抱かせてしまうのも内容が素直に入って来なそうなのでそんな感じにしておきますが、
内容はというと確かに今の社会が抱えている「忙しさ」についての問題でした。
去年には「過労死問題」などで問題になった部分に関しても通ずる部分があるのかなと。
仕事や家事、育児にて「自分の時間」がなく多忙な日々を過ごしていたり、全てを頑張り過ぎてしまう人たちに向けても読んでおいて損はない内容かと思います。
それらの問題に関して、著者であるちきりんさんなりの提案やこれからの社会がどうなっていくのかについて詳しく書かれていていて、
「今後の社会を生きていくために、そして人生を楽しむために」というみなさんがこれからの時代を生きていくために何かしら引っかかる部分があるかなと思います。
頑張るほどに「欲しいもの」がわからなくなる!?
日本人は「一生懸命働くこと」が美徳とされてきた文化が、今の時代にも未だに根強く残っている感覚があります。
もちろん、昼夜問わずに頑張って働くことがいけないわけではありませんが、それを美徳として「仕事とはそうあるべき」という価値観のままだと、自分の時間と、やりたいことを犠牲にして働くことがいつしか当たり前になってしまい、
本来働くことで自分が「欲しかったもの」がわからなくなり、自分が「何が欲しいのか」すらもわからなくなってしまう。
日々忙しく仕事や生活に追われていると、目の前の事でいっぱいいっぱいになってしまって、「こんなはずじゃなかったのに」とか、「こういう生活がしたくて仕事しているわけじゃない」という思いをしている人は、今の世の中には少なくはないはずです。
そんな人は読んでみて欲しいですかね。
「自分の時間」というものを取り戻すことによって、本来の目的を振り返って自分の人生を考え直すきっかけにもなるかもしれません。
私たちはいつだって自分の手に、時間とお金をいう人生の希少資源を持っています。
それをなにに使うのかは、どの段階であれ、極めて自覚的に決めていくことです。
貴重な資源をこれまでやってきたことに、これからもつぎ込み続ける必要性はないのです。
ー本文P127より抜粋ー
なにも、作中では今の仕事を辞めろとか進めているわけではありません。
この本では、自分の時間とお金の資源について自らの「生産性を高める」ことで最大限に活用することについてかかれてあります。
確かに「時間」という資源は返って来ない貴重な資源であるにもかかわらず、あまりにも無頓着になってしまっている部分が僕自身「はっ」としました。
「労働集約型」としてのビジネスの拡大にはもうすぐ終わりは来る中で、いかに個人が働く時間を減らしながらも「生産性を高めるか」について。
そしてこれからの「高生産性社会」としてシフトしていく時代に生きていく中で、左右される個人の意識についても、現在「自分の時間がない!」と悩んでいる人にとっては一見の価値はあるかなと思いますね。
ここからは美容師としての個人の感想と予想です。
クリエイティブな仕事は本当になくならないのか?
著者のちきりんさんもこの本の中でこの問題に触れていますが、このブログを書いている僕の本業である「美容師」もこれからの時代でも「なくならない仕事」としてあげられることもあります。
しかし、僕自身はそれに関しては疑問を抱いていて、この仕事も「なくなるかもしれない」とも思っています。
これから先のことなんて誰にもわからないのであくまで可能性の部分ですが、美容師の「働き方」についてはどんどん変わっていくんだろうなと感じています。
人工知能が人間を超える「シンギュラリティ」がいつ起こるかわかりませんが、ただ定型的な形を作るだけの「髪を切る」ことに対しては、いつかは機械で代用が聞いてしまうかもしれません(それが良いか悪いかは別にして)
美容業界もこうなるかもしれない(予想)
現に、いろんな人の顔型や骨格や髪質などのデータを取って、そのビッグデータからその人に似合うヘアスタイルを抽出するのは出来そうですよね。
僕なりにちょっと考えてみました。
例えばですけど、
美容業界にはいろんなカットの方法がありますが、いろんなベースカットのデータを取ってデータ化して、ヘアカタログからヘアスタイルを選べば、アプリでそのヘアスタイルにする為のカットの手順や方法を瞬時に表示してくれる。
とか。
ここの髪の毛を何度の角度で引き出してこう切るとこうなるよとか、美容師が何年もかけて何回も失敗しながら身につけて来たカットの方法の説明書みたいなものが出来上がる。
とか。
それが出来たらアシスタント(修行)の時間も大分短くなりそうですけどね。
僕は長すぎる修行期間はいらないと思っている人なんで、美容学校でそれを取り入れたら、卒業してすぐに髪が切れるようになるとか。ね、良さそうでしょ。(めっちゃ金かかるだろうなぁ。。。)
実際に人の髪をカットするとなると機械に頼るのは難しいかもしれませんが、自動運転カーとかも出て来てるんで、3Dなんちゃらとか使えばありえない話ではないですよね。
あとはその人の髪の毛の色素とか、メラニンタイプとかが判別できる機械が出来たりしたら、なりたい色にするにはこのカラー剤をどの割合で調合して何分放置すればそうなりますとか、
そういうのが出て来てもおかしくないかもしれないのかな。てか出来そうですね。(あくまで予想ですよ、予想。)
人間にしか出来ないことってなんだろう
ちょっと僕の頭で考えただけでもこれだけ出てくるんで、きっとクリエイティブな仕事とされる美容師の仕事も、機械によって脅かされる日がくることもあるかもしれません。
だけど、機械にも真似できないことで、僕たちができるのは「人と人による対話」であり、それを通して生まれる「体験」かもしれません。
例えば、自分が身につけた技術で自分の大切な人の髪を切って生まれる「感動」もあります。
僕は、美容師になることを周りに反対されながらも、何も言わずに僕がやりたいことをやらせてくれて、大人になるまで自分を育ててくれた両親の髪を初めて切ったとき、すごく感動したし、なんとも言えない気持ちになりました。
多分これからはどんどんとデジタルになって社会は変わっていくだろうけど、アナログで時代遅れだったとしても、人間の手が施すことで生まれる「体験」というのは色褪せないのかな。と。
逆にこれからそういう時代が来るからこそ、その色は褪せるどころかより鮮やかに人の心に残る「体験」になるかもしれません。人の手によって、たくさんの感動を生み出したいですね。
これから僕も生産性を高めて、これからの時代にいい人生を生きていけるように頑張ろー。
改めて、良本でした。興味のある方は是非。
それでは。
美容師ブロガー 岡田 彰大


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