「髪が傷まないドライヤー」として芸能人やモデルにも愛され、口コミでも一躍有名となったヘアビューザー。
現役美容師である私も、「奇跡」とも呼ばれる革新的なドライヤーに、惚れ込んで使ってます。
このokada styleでも、上位記事を独占しているのがこの「ヘアビューザー」関連ですが、
ヘアビューザーには、一般的な家庭用での「ヘアビューザー2」と、プロ用の「ヘアビューザー2dplus」があります。
そもそも「何がどう違うの?」という質問が多く、その度にこの道のプロの美容師として答えているのですが、
あまりに多く質問を頂きますし、口コミでも話題になっているので、以前の後記として比較の記事を書いてみることにします。
【美容師の口コミ】ヘアビューザー2とヘアビューザー2dplusを比べてみる
本来、「商品比較」というのは、それぞれのメーカーの考え方や特徴みたいなものも違うので、
違うメーカーのもの同士を比べて比較して、結果「どっちの方がいいよ!絶対こっちでしょ!」
という目線で書くのは私としては苦手といいますか、好きではありません。(どちらかのメーカーを否定する様に捉える書き方は私はフェアじゃないと思ってます。)
(以前ダイソンとの比較記事を書いた時もありましたが、書き方には気をつけました。)
そんな私ですが、今回は同じメーカーの「リュミエリーナ」のドライヤーの商品比較ということで、やってみます。(出してるメーカーが一緒なので)
そして、プロ用のものってその道のプロが語らないと、一般の人にはなかなか伝わらないと思うんですよね。一般人の口コミでも分かりにくいところもあると思うので。
一般的な目線で見た時の「あんまり変わらないんじゃない?」っていう微妙な違いでも
この道のプロである美容師が、毎日たくさんの方の髪に使ってみて分かることってあると思うんです。(実際ありましたのでこれを書いてます)プロ目線の口コミというところでしょうか。
なので、そんな目線で書いていきますので、見る時もそんな目線で見てください。
基本的なヘアビューザー2のスペック
まずは一般的なヘアビューザー2。こちらの白いドライヤーの方ですね。
これに関しては、散々書いてきたところでもありますので、okada style購読者の方の負担を減らす為に省略します。
初めての方は、家庭用のヘアビューザーに関して以前書いた記事がありますので、
詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みくださいませ。
一般的なドライヤーとヘアビューザー2の違い
とは言っても、ヘアビューザー2を初めて知った方の為に一応、一般的なドライヤーとの違いというのも書いておく事にします。
バイオプラグラミング
美顔効果
大きく違うのはこの2つでしょう。
これは、圧倒的に仕上がりに差が出ます。
バイオプログラミングがよく分からなくても、仕上がりで違いを実感するはずです。
美顔効果に関しても、このバイオプラグラミングによるものですが、このドライヤーによる効果で美顔器程の大きな期待しない方がいいでしょう。
ですが、毎日の事なので小さな違いも積み重ねればなんとやら。バカになりません。
しかも、頭皮にも効果があるのです。白髪が気になる方や、頭皮のボリュームが気になる方にも効果があるという話ですね。
家庭用ヘアビューザー2とプロ用ヘアビューザー2Dplusの違い
そして、今回の記事でみなさんが気になるところ。「プロ用」はどうなのか。プロ用とはこちらのシルバーの2Dplusのことですね。
プロ目線で書いていきますね。ここからがこの記事の核とも言える部分なので、
一般的な目線で書かれている他の口コミやブログ記事よりも、なるべく詳しく書いていきます。
長くなるので覚悟してください。(笑)
ヘアビューザー2とヘアビューザー2Dplusは何が違うのか
ではまず、メーカーが発表している機種ごとのスペックから見ていきましょう。
主な特徴は二つとも同じです。おさらいまでに画像を上げておきます。
そして、ヘアビューザー2の方の製品仕様から。どうぞ。
そして、プロ用のヘアビューザー2Dplusの製品仕様です。
ここから読み取れるのは、主な違いというのは
熱の温度
重さ・コードの長さ
ですね。あとは色やデザインその他諸々。もちろん、価格も違いますけども。
ヘアビューザー2Dplusではセラミックが内蔵されている等、細かい見た目の違いはありますが、
その効果の程は見た目による大きな差はないようなので本質的な違いを見ていきましょう。
熱の温度による違い
プロ用のシルバーのヘアビューザー2Dplusのほうが温度は110℃。
白いヘアビューザー2のほうが温度は120~140℃と、若干熱がこもりやすいです。
というのも、次に挙げる風量との関係もあるのですが、2Dplusのほうが風量が強いため、熱がこもらない設計となっているようです。
普段使っていても、ドライヤーの先の部分が暑くなりやすいのは白い一般的なヘアビューザーのほうでした。
重さ・コードの長さ
重さとしてはそんなに体感ではかわらないかなーというのが使ってみた感想ですね。
あとは、コードの長さが60Cmほどプロ用のほうが長くなっています。
とはいっても、2mもあれば普段使いに支障は出なそうですが、サロンワークとかであれば長さに余裕があるのに越したことはないので、ここはまぁ普段使いでは気にならない程度かと。
結局、どっちを買えばいいの??
今まで長々と書いてきましたが、結局のところ、どっちがいいの?という話です。
ヘアビューザー2をオススメな人
・普段の生活で今までそんなにドライヤーとか気にしなかった人。
・10代~20代前半の人。
・ショートヘアや痛みがそんなに気にならないヘアスタイルの人。
まずは3つのタイプを紹介しましたが、いずれのタイプも共通しているのは
「現時点でそんなに髪や肌の悩みが多くない」or「試しに使ってみたい」
という方ですね。
そんなに気になってないけど、口コミ見ててそんなにいいなら使ってみようかなーという方はこちらのヘアビューザー2がオススメです。
ヘアビューザー2Dplusをオススメな人
こちらの2Dplusがオススメな人は、上記に当てはまらない方。
・髪や肌(頭皮)の悩みが結構ある
・20代後半~80代までの方
・ロングヘアなど髪が長い方や、ハイトーンカラー等でダメージの気になる方
です。同じく3つのタイプを挙げましたが、
家族などでの複数人での使用などでもいいかもしれません。一人で使うよりも複数人で使ったほうがドライヤーの負担も結構かかりますので、プロ使用の方が耐久性もいいと思います。
値段による価値をどう捉えるかはその人しだいですが、あえて挙げさせていただきました。もちろん、自分の状況に合わせての誤使用をオススメします。
まとめと現役美容師としての意見。
いよいよ最後の章となりました。
ここまでご覧頂いた方、本当にお疲れ様でした。ありがとうございます。
ここまでプロの美容師目線で書いてきて、最後に現役美容師としての私の意見を述べさせて頂くとしたら、
良いものは良い
という当たり前の話で締めさせていただきます。
ここまでお読みになっていただけたなら、違いは十分に理解していただけてはず。恐らく、どこよりも詳しく突っ込んだ説明をさせていただいたつもりです。
一般の方の口コミや比較より、実際毎日使っているプロ目線での美容師の口コミも、役に立つのではないでしょうか。
そして注意点がひとつあります。
ヘアビューザーは契約商品です。シリアルナンバーに注意!
ヘアビューザーは、契約商品でして、値下げして販売する事は禁じられています。
なので、値下げしてのネット転売等の不正を防ぐ為にひとつひとつの商品に「シリアルナンバー」が付いています。
この「シリアルナンバー」を辿ればどこが値下げして契約違反してるか1発で分かります。
なので、〇天や、オークション等の値下げ商品にはこの「シリアルナンバー」の付いていない商品が出回っているようです。(〇天で購入された方はシリアルナンバー剥がされておりました)
この「シリアルナンバー」がないと、初期不良品や、不意な故障等による保証がきかない等、トラブルが起きた際は自己責任で追うことになります。
なので、目先の値段に囚われずに、信頼のおけるところからの購入を強くオススメします。
ちなみに私のサロンでもヘアビューザー各種お取り扱いはあります。LINE@でもご注文承りますし、もちろん、保証書付きてま全国配送致します。
では、あなたもヘアビューザーで良い美髪ライフを!
それでは。また会いましょう!
岡田彰大


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