こんにちは。スタイリストの岡田です。
いよいよ3月、お客様感謝イベントが始まります。
とその前に、美容師をしている自分自身をしっかり見つめ直すきっかけがあったので、忘れてはいけない大事なこととして備忘録として残しておこうかなと。
わざわざブログにする記事ではないのですが、今の自分のだめな部分から目をそらさず見つめていこうかと思います。
お客様は自分がいなくても生きていけるけど、自分はお客様がいなければ生きていけない
岡田は、「めちゃイケ」が子供の頃から好きで、今でも録画してみています。(見れないときもありますが)先日、4時間スペシャルを見ていてちょっと心に残った場面があったのでそれに関してなんですが。
冒頭の言葉は、「みちのくプロレス」でプロレスラーになるという企画を逃げ出して「芸人になりたい」といって「プロの芸人」として再出発を決意した三ちゃん(三中さん)に「みちのくプロレス」の社長が言っていた言葉でした。
今ではTVでは見ない日はないくらいに活躍している芸人さんも、駆け出しのころは皆売れない時代があって、それを乗り越えて今があるんですよね。
素人の僕から見ても、TVを見て笑わせてもらって明るい気持ちにしてくれる芸人さんってすごいなって思いますけど、その裏には血のにじむような努力があって、つらい経験を乗り越えたからこその今そういった活躍があるんですよね。
(M-1とかTHE MANZAIのネタの始まる前に出るコンビ紹介とかで見る苦労話にすごい心動かされてその話だけで泣いてしまうタイプです。)
だからこそ「売れている今」があるんだと思うんですけど、辛いことからそこから逃げ出さずにその壁を乗り越えていけるかが分かれ道で、今TVで毎日のように僕が見てる芸人さんって「逃げ出さずに壁を乗り越えた人たちの集まり」だとも思うんですよね。(もちろん違う人も居ますけど)
だからといって、ある程度までやって結果が出なかったらあきらめて違う道に進む「勇気」も必要だと思うので、結果が出るまでやり続けることがいいことだとも思っていないんですけど、
ちょっとややこしくなってしまったので本題に戻るとですね。
美容師もお客様がいないと生きていけない
「自分はお客様が居なければ生きていけない」
という言葉は、美容師の自分の仕事にそのまま当てはまることなんです。当たり前のことかもしれませんが、すごく大事なことなので。
「お客様は髪を切るのが自分(岡田)でなくても生きていける」んです。ですが、自分(岡田)は「お客様がいなければ生きていけない」んです。
美容師を12年やっている今、最初の駆け出しの頃はお客様はもちろん少ないですが、ありがたいことに(感謝しかないです)お客様も少しずつ増えてきて、今では毎日お客様を担当させていただけるくらいになりました。
アシスタント時代は、自分で美容師になりたいといって栃木県の田舎から上京してきながらも、給料は全部練習代に消え(練習用のウィッグって高いんです)、お店に立つ為のサロン用の洋服代に消え(当時サロンに立てるきれいな洋服を持っていませんでした)、ご飯を買うことが出来ずに(一日おにぎり1個とかでした)、恥ずかしながら、デビューするまでは親に仕送りを貰って生きてました。
それが少しずつ、(ほんと少しずつですけれど)お客様が増えて、なんとかご飯も食べられる回数が増えてきて、家賃もなんとか自分ではらうことが出来て、なんとか自分のお給料で東京に一人暮らしも出来るようになりました。
そのときの感謝の気持ちが、時が経つにつれて少し慣れてきてしまっていたのかもしれないなと。これはいけないなと「ハッ」とさせられました。それくらい、自分はお客様を担当させて貰うことに慣れてしまっていたのだと思います。
・初めて自分にお客様をカットさせて貰えた喜び
・自分がしたカットを気に入って貰えたときの笑顔になる自分
・また自分を指名して来てくれたときの感謝の気持ち
結果、プロの芸人として再オーディションに落ちてしまった三ちゃんでしたが、プロの世界というのは結果が全てなのはどこも同じかもしれません。
twitterを見ていたら、
『「あんなに頑張ったんだから。」とか、「これくらいやったんだから」という理由で合格なら、世の中の受験生は全員合格になってしまうだろ』
というつぶやきがありましたが、プロの世界じゃなくても、努力と結果というものはまた別なのかもしれません。
バラエティを見て影響されてるのはちょっとはずかしくもありますが、当たり前になってしまっていることに慣れず、初心を忘れずに自分もしっかりプロとして感謝の気持ちを忘れずに、言葉にして伝えていかなければと感じました。
3月は美容師としてがむしゃらに!これまで以上にお客様の幸せに向き合っていく!
美容師として、プロとして。これからもずっとお客様に選んでもらえるような自分になる!
気を引き締めて、靴紐を結び直して、明日からの3月、取り組んでいきます!
それでは。
岡田彰大


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